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わたしは自転車に乗って
同じところをぐるぐる回って
後悔と
希望と
哀れみと
幸せと
悲しみと
喜びと
憎悪と
感謝を
ぐるぐる回って
....
花びらが風に舞ったその瞬間のような たったその一瞬に
2人は笑い合った
それはすごく恋おしい
人には見えて
自分には見えないもの
それは
自分の幸せなのかもしれない
自分では
不幸なことが多いと思うけど
人から見れば
幸せの方が多いらしい
いつも困ったことばかりだから
....
花は散り
葉が開く
ベルの音
オレンジ
人に頼られ
人に好かれ
人が優しく
尊敬される
思わぬご褒美
永遠の薔薇を
重圧を感じる
裏切を封じる
人生は刹那の繋ぎ合わせ
時間はただ
平等に人々に与えられ
平等に消えてゆく
刹那の時間に変わる世界を
瞬きすらも惜しみながら
隣り合わせた花の開花を
運命と名付けて
見逃さないでい ....
さらば
私の中の少女
セーラー服を盾に
無邪気を剣に
守られながら叫ぶ時はとうに過ぎ去った
いまや盾も剣も自分の心と体でしかないのだ
さらば
私の中の初夏の風
爽や ....
飼い馴らされるな
牙を剥け
眠る位なら痛みを感じろ
思考の停止は死と同じ
君が満足する物を
奴らは果たしてくれるのかい?
君は満足できるのかい?
いつも? ....
殴られ
罵られ
傷付いた体引きずり
倒れたこんだビルの裏
見上げた…空
空はあんなに青かったのか?
泣きたくなった
泣けなかった
ただ
血と汗の混ざった水が
ポタリ 落 ....
お国のために いざ働こう
働く汗は美しい
家族のために いざ働こう
働けることは素晴らしい
他の人たちが 遊んでいても
....
終わらないことなど
一つとして無い
そんなこと
言われなくても
『知っていた』
そう、『知っていた』だけ
知識だけで
本当は
『解って』いなかっ ....
消えてしまいたいから
でも
消えてしまいたくないから
誰かに必要とされていたいから
誰かを愛していたいから
生きていたいから
死にたくないから
居場所が欲しいから
泣いてしまいたいから ....
分かたれし
絆
寄り合わせども
戻らず
それぞれの糸巡り会いて
結びつきては
縁となる
責められた
ぼくは何も
言えないよ
最初にであったのは
いつだったのだろう
隣りにいた気がする
気付いた瞬間の反応 ....
逃げ出したくなる その瞬間に
私の手元には何も無い事に気付く
果てしない道のりを
何ももたないまま、どうやって過ごせば良いのか
昔の私なら私さえいれば何とでもなったはず
....
車窓がくもって何者かが問いかける
移民の悲しみ似た淡くはかないものだ
いくつかの希望を抱いて死んでいった
若者の中の一つの宇宙だ
車窓がくもって見えていたものが歪む
ひときれのパンに空い ....