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冷たい風が、街路樹のあたりで、

キョロキョロと挙動不審で。

一瞬でマンションのベランダに駆けあがると

干されていた白い洗濯物を奪って逃げた。



空を眺めるのが大好きな僕は ....
お葬式の列は黒の人の群れ
目の淵を赤くした人の群れ

カラスが電柱にとまってみていた
身づくろいしてみていた

喪主のあいさつは涙まじりで
関係の薄い人も泣いた

いったいなににおが ....
水色の空に
橙の太陽に
白い雲に
透明の春風



今日も世界は美しい




だから僕はこの世界が憎くも
好きだよ


恨めしいくらいに愛しているんだよ
 ....
 
お見舞いにいくと
ベッドと見まちがえるほど
平らになっていて
痩せていた
祖母と手をにぎりあって
見つめあっていた

帰り際に
手をふった
なるべく笑顔で
いつものように
 ....
心臓の外壁が毛羽立って
秋が来たのだなと思う
それまではツルツルと滑らかな桃色で
トクトクと脈打っていたのに
潤いを失ったようにチクチクと壁面を広がってきている
それは太陽に透けたいつかの彼 ....
もっと アホになったら えぇねん

きっと 人生楽しなるで
蜃気楼を信じて
砂漠に打ち上げられた鯨

現実から逃げ出して
淡水の夢を見たけれど

安らぎは
もっとずっと
遠かった

求めたものと
与えられたものと

砂粒みたいに
隙 ....
何ゆえあたしは起きているのか。
人が眠る時間に。

ああ、冷凍庫の変な安いアイスでも食せばよいのかしら。
もう意味がわからないわ、広い広いこの地球にいてガリガリくんを食べるなんて。


 ....
死にてーな
とか クダらないことつぶやく前に
たくらめよ
新しいコト
すばらしいコト

ルールなんて 破ればいいよ
ほんとうに守るべきことならば
産まれたときから知っている

突き ....
荒んだ感情に とがった心で
向き合えば互いに傷ついていく

しょせん人間はこんなもんだよ
エゴでヒトを傷つけていく

戦のない平和な世界を 望めど叶いそうもない
いつの時代も 戦 ....
ほとばしるような朝だった。

私は何者かの言葉で
急かされるように目を覚ました。

すべては夢であったと
この期に及んで、
何に対して言えばいいのだろう。

解せないことが多すぎるか ....
朝起きて ちょっと物理をかじってから
英語の暗唱を ほんのちょっと

ああつらい ああつらい

あちこち痛いのが気になって
寝ころがったまま 3時になった

同窓会の通信を  ....
寒かったけど窓を開けたままにした
携帯写真で空をとったけれど
真っ黒にしか写らない

だから窓をあけたままにした

今日生まれたばかりの太陽の光は
やさしかった

ずっと昔から旅をし ....
全く

この身体が燃えて骨になって
墓に入っていることにも気付かず
我が魂は何処へ
悲しみと憎しみにだけは還ることなかれ

我が魂の声は
壊れたラジオの様だと言われた事があった
腹が ....
                    070729
偶然が
偶数を生んだと
信じていたのだけど
奇数が居なかったら
偶数も居ないのかもしれないと
偶数は1人では寂しいから
奇数を寄越し ....
 でん でん でん ぐるぐるぐるぐるる
 でっていう? 下天 包む狂うグループ
 でん でん でん ぐるるるぐーるぐる

 八等から百十七等までの十通りを一絡げ
 あっそうだから悪循環と我の ....
拳銃を取り出して 僕は彼を撃った
魂を売って 娼婦でない女達を
晴れ間とはこういうものだよ
なんて言って
感覚を取り除いたからだよ

上手く動かなくなった指先が
背中の硬直をより高めた
 ....
雨が降った後で晴れた五月の日に
出窓を開けて扉を開けて
新鮮な空気の一つの通り道を作る
そのとき風は確かにある
まるで長い棒のようにして

僕は出かける準備をしている
床のすき間にはいっ ....
もう百円玉じゃ温もりは買えなくなった

冷たい缶コーヒーを握り締めて
さめざめと泣いたり出来れば
明日の朝は幸せなんだろうか
どうせなら何処か遠くで目覚めたくなって
小さい窓から這い出して ....
ひっそりと胸で眠ってたそれは
泣き明かして、幾らか水分を失った体のどこからか
ひとすくいのオアシスを見つけて
いつのまにか根を張っていた
絹に似た根がゆっくり体の中を支配していくのは
しっと ....
―眠る時数える羊に
   なぜ人は安らぎを求めるのだろうか?―


夢追い羊は
たった1匹で
人の夢を追いかける

ただひたすらに
決して追いつくことはないけれど
人の夢を追いか ....
私たちは常に何かを選んでいて、なにもしていないときはなかった。
どうしようもなく強い波に押されたりしながらも選んできた。
ときには確信しながら、ときには盲目的に。
今このときになにか重大な物事を ....
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