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 白色の波形を目でなぞった
うねりは遠く
目を凝らすほど直線的に
街の始まりで折り込まれ
目には見えないまま続いていった
そんなように思う

ひとみに映らないものを見ること
地下鉄の座 ....
あああ最終電車
きょうもよくのんだな
さいきんのみっぱなしだよな
おまえ
ねむいよな
ああ鼻のおくが
ぶどうのにおいがすんだな
いいにおいだな
となりの席のやつが
ごち
ってがらす ....
水溜りは空を映しこむだろうが
さして時間も掛けずにそれは乾くだろう
ことに街中ともあれば路上に水がとどまる事はない


  *


汗をかいている
背中の汗の珠を
そのふくらみを想 ....
今歩いているこの路地が
たとえば海沿いにしかれたひそかな町の
その奥に抱かれた狭い路地だったとして

世界一小さいという砂粒が
つもって出来た町だったとして

もうあと何件かの民家を越え ....
氷水蒸流さんの水町綜助さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初夏_そのようにとらえられない- 水町綜助自由詩609-4-16
あ、もう_秋- 水町綜助自由詩808-9-24
いくつもの_路上- 水町綜助自由詩11*07-5-30
海沿いのまち_なみ- 水町綜助自由詩24*07-4-23

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