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わたしを
引き寄せた、その腕は
力強く
ふるえて
泣いた
産まれたのだ
けたたましい、君の産声に包まれながら
手のひらによせてくる、鼓動
二重螺旋のかなしみが
わたしのからだ ....
あれから2週間が経ったっていうのに
なぜいまも頭が膨れ上がってるのか
理由は自分でもわかっていて
そのうちのひとつは、トーキョー 打ち上げの席でもと子さんが話してた電車話が
私の旅路にふりかか ....
書いては消し、
書いては、
消し、
夜 、
に書いた手紙は朝にもういちど読みかえしてみよといいます、
雪は残らずとけてしまった、私は雑 ....
十六歳だった
終わったあと
ひとつになったんだね、と囁かれ
雑誌の読みすぎだとおもった
このベッドの下に隠れてるなにかかしら、とか
制服がしわしわになっちゃった、とか
私ははじめてで ....
むせかえる緑
森の深みで
一本の幹を背にすらりと立つ
わたしの頭の上にはもぎたての林檎
正面、幾重もの木々ごしに
とらえようとする鋭い矢尻が
抗う弓をキリキリと押しひらいてゆく、あな ....
夕刻
街に初雪が舞いました、そして23時の空には
輝くオリオン
long time no see!
数年前
雪に覆われて色をうしなった冬の真ん中で
バスでのうたた寝が災いし
予 ....
本当の入り口はどこだったのか
わかったのは
いつだったろう
どこまで上昇しても
融点はなく
波はひきかえしてゆく
そうやって
のまれても、のまれても
打ち上げられるしか
なか ....
皮膚を、
へだてているのは同じではないか、その
頂へ
ゆっくりと
のぼりつめるさま
あるいは
交わってなにひとつ溶け合わない、交わりは
交わりのまま皮膚の
上にしんしんと塗布
さ ....
寝つけずに気がつけば
枕元に私の子供が立っていた
一度だけ会えた時あの子は手も足もバラバラの血まみれで
顔なんてもちろんわからなかったけれど
不思議とあの子だ、と感じた
嗚呼、女の子だったの ....
らんららん 出張中の男の洗濯をしようと乙女心を持参しアパートへ向かったら
まさに今 女にまたがろうとしている男と遭遇
鍵をかけていても私は合鍵を持っているのだから男の防衛策意味なし
セコムしてな ....
池中茉莉花さんの石畑由紀子さんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
産声
-
石畑由紀 ...
自由詩
7*
08-12-12
トーキョー/10min.
-
石畑由紀 ...
自由詩
30*
08-7-29
ひかり
-
石畑由紀 ...
自由詩
22*
08-4-21
ひとつひとり
-
石畑由紀 ...
自由詩
33
07-12-30
バロウズ
-
石畑由紀 ...
自由詩
6*
07-12-30
オリオン
-
石畑由紀 ...
自由詩
12*
07-11-19
岸
-
石畑由紀 ...
自由詩
12
07-10-17
体温
-
石畑由紀 ...
自由詩
15
06-2-1
レクイエム
-
石畑由紀 ...
自由詩
11
04-6-18
正三角形
-
石畑由紀 ...
自由詩
24*
04-1-29
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