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ちぎられたもの
砕かれたもの
ひとつひとつに触れる指が
それらの色に染まりゆくさま


色のないもうひとつの指に触れ
血のにじむまま触れ
あたためるさま
染まりゆくさま
 ....
小さな影に
小さな水が触れ
小さな手のひらのかたちとなり
雨の木陰に結ばれてゆく


風を後ろに
花はひらく
ひろく けむる
ひとつ ゆれる


野に落ちる光
川に立 ....
口に重い想いをひとつ
あなたの口に移しても
もっともっとと欲しがりつづけて
想いは軽くなるばかり
想いは薄くなるばかり


あなたが書くものが詩であるなら
わたしが書くものは詩 ....
遅れて響く真昼の音が
午後をゆらりと追いかける
畏れのかたち
雲に去られた
空のかたち


緑と金が
ひらいては呼ぶ
空の端 地の辺に
呼び覚ます
呼び覚ます 火
 ....
目をつむり
まだらを見るとき
まだらは過ぎ
新たなまだら
影は降り
新たなまだら


かたち 模様 紋章
思うままに
思う部位に現われ
現われ止まない
重なりを
 ....
空わたり沈むまなざしみずたまり



二季またぎそよぐ野の墓みずたまり



何も得ず何も見ず居るみずたまり



輪を{ルビ描=か}かずめぐる生の輪みずたまり
 ....
池中茉莉花さんの木立 悟さんおすすめリスト(36)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
指と指- 木立 悟自由詩707-6-12
緑と金_Ⅱ- 木立 悟自由詩1307-6-7
ノート(おもい_おもい)- 木立 悟未詩・独白407-6-4
緑と金- 木立 悟自由詩1007-6-3
こだま_つらなり- 木立 悟自由詩507-5-24
みずたまり- 木立 悟俳句1107-5-20

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