すべてのおすすめ
ゆうひと呼ぶには余りにも始まりに似て
さざめきと呼ぶには余りにも産声高く
かさぶたと呼ぶには余りにも赤すぎた
野原は金色の笑みをたたえる
何故立ち止まってはいけないのだ ....
冷たいくちびるが薄く開いて
なにか小さく歌うのだけれど
柔らかなはずである旋律はどこか遠く
森の中に消えてしまっているようで
やけに静かだった
{引用=たゆたう水
呼吸を忘れる前に花弁 ....
病院で診てもらったら
うどんこ病にかかっていました
お医者さんは
専門じゃないので、と言って
生花店の名刺をくれました
お店のひとは
ぬれた脱脂綿で
手のひらを優しくぬぐって ....
紡ぎ方を忘れた鳥は、手のひらに何を刻めばいいのか
温度差、呼吸の深い、遠い
渡ることの出来なくなってしまった彼らを
僕らは繋ぐことで
(手のひらだったのか、どうか)
....
夜を走る
列車から覗く風景は
何もかも止まっているようで
少しばかり
眠ってしまっても
あしたには
間にあいそうだったから
夜を走る
光の羅列は
枕元を通り過ぎて
ずっと知らな ....
おおむぎの穂が、ゆれてる
ひかりやかげに、ゆっくりとけて
ぼやぼや、いまにもきえてしまいそうなくらい
クロード・モネのえ、みたいに
ぼくら、ぼやぼやしている
ぼくら、相田 ....
朝起きて冷蔵庫を開けたら
祖母が入っていた
さみくてさみくてなんだかも
生ぎてぐのがいやんなっちま
なんて言うので
そんなに寒いのなら
もう死んでしまったっていいんじゃない
と思った ....
常口アトムの綺麗なお姉さんにアパートの一室を紹介され連れてきてもらった
3月は雪解けが激しく 道路はぐちゃぐちゃで いたる屋根から水滴がこぼれ落ちていた
西日が部屋全体に入ってきていて 大き ....
「シエスタ」
ふたりでシエスタ
手をつないで眠る
肩が重なるくらい
寝息が前髪を揺らす、くらい
ぼくら同位置に同時存在できない
だからせめて、出来るだけ近くで
....
ただしいこと
どこへ つなげていこう とも
わたしは わたしの
かなしみで めいいっぱいで
あなたは あなたの
こころを ひょうげんできないまま
とおりすぎて
あれから ....
ひとりぼっちの
ぼくは
そっと
かなしみを覚えます。
キーボードをカタカタと叩いて
あいのうたをつくります。
きみだけにこっそり孤独を
伝えます。
ひとりぼっちでない
ぼくは ....
鮎さんの自由詩おすすめリスト
(41)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
影置競歩
-
kiri
自由詩
3
08-9-30
オフィーリア
-
笹子ゆら
自由詩
4*
08-9-27
うどんこ病
-
佐野権太
自由詩
32*
08-8-27
渡れ、鳥
-
霜天
自由詩
7*
08-5-8
夜は走る
-
夕凪ここ ...
自由詩
13
07-5-24
印象派
-
はらだま ...
自由詩
19*
07-5-24
悩ましい朝
-
吉田ぐん ...
自由詩
35+
07-5-24
3月の不動産屋に紹介された部屋の日溜まりと外の風景
-
はじめ
自由詩
7*
07-5-9
「シエスタ」
-
ソティロ
自由詩
10*
07-5-8
あまい_かじつ
-
玉兎
自由詩
6
07-1-6
ぼくのうたとおもわれるうた
-
エスエル ...
自由詩
5
06-11-11
1
2