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私がここで
見上げた魂は
小麦色の女の子に

吸い取られちゃう
くらいに軽いんだけど
だけどそれで
ピュアにもどる

この道が
続くなら 
泣いた子供が母親を 呼ぶ声で

 ....
こんなときだから
あなたのこと
思い出してみる

洗いざらしのティーシャツ
良く似合ってた

防波堤にふたり
たたずみ
いつまでも夕陽を眺めてた

はにかみ屋さんで
口下手で
 ....
すやすやと

安らかな寝息を立てる

ちいさなちいさな背中



このちいさな背中に

どれだけの重荷を

背負わせてしまったんだろう



たくさんの痛みに耐えて ....
   生成のサウンドを折りたたんでゆく
          たそがれが訪れると
       にぶくなったひかりのなか
   夕刊を斜め読みする紙音だけが囁く
                 ....
 何十人の友達とうわべだけの関係をもつより
 心から分かり合った友達が一人でもいれば
 それでいい

 いくつもの経験を共にした親友がいる
 そいつがいなけりゃ
 俺はもう
 とっく ....
占い師に手相を見せたら
あんた来月死ぬよ、と言われた
何か避ける方法はあるかい、聞くと
一万円と答えた

僕は仕方なく一万円を支払うと
あんた大事なものはあるかい、と尋ねられた  ....
シオリちゃんは わたしを見つけるといつも
はじめまして、と言う
わたしも はじめまして、と言う

たくさんいっしょに遊んでも
次の日には わたしのことを覚えていない
でもシオリち ....
飛んでいる、みたいに
自転車を漕ぐ
坂道を下って
手を広げて
風の翼が
背中に生える

目を瞑れば
何もなく
自分の宇宙が
自分の未来が
見える

飛んでいる、みたいに
自 ....
会社をやめて独立したという古い友人と
ひさしぶりに私のアパートの部屋で飲んだ
これが意外に儲かるんだよ
と言う友人は、自動販売機になっていた
胸には常にテレビのようなものを映している

あ ....
舌がある
それで君を舐めようか
冷えた舌先が触れるとき
君の肌で
どんな音がするか
固まった
ちいさな
ちいいさな結晶が
溶ける音がするか
こんなすこし暑い季節なら
しゅと
音が ....
埒もない想いに身を委ねてしまうのは
この季節特有の気紛れと

触れて欲しい

昨日までのわたしを脱ぎ捨てた
わたしのこころに
この瞬間に生まれ変わった
わたしの素肌に

季節は夏
 ....
みんな記憶の再現だ

サービスも

愛も

期待も

あやまちも何もかも


青く割れた

西の方角

夜が割れた


みんな記憶の再現だ

サービスも

 ....
それはしずかな夜だった
雲が姿かたち変える
星がぱちくりとまたたく
君はきっと見ていない

どうして宇宙が透けて見えるの

夜はふしぎだ
魔力があるにちがいない
うっそうとした森によ ....
むー。
と、
音がして
電車がホームに入る
それは声ではなく
乗客の
希望と不安と
そして無関心が
いりまじった
心の音
今朝の
むー。
は、
1オクターブ
高かった
その家は理想の家だった
効率性と便利性を兼ね備えたキッチン
窓から入る光具合を上手く考えられた
それぞれの部屋やリビングなど
すべてが申し分なかった
庭も手入れするのに苦労もせず
植木や花 ....
わたしに降り注ぐ優しさはどうして
こんなにも哀しいまでに鮮やかな花びら

灰色のわたしを埋め尽くすように
幾ひらも幾ひらも舞い降りる

紅い花びら
白い花びら
青い花びら  ....
たまには『僕』からでもいいだろう

僕は列を崩さない 昔先生に怒られたから
列を崩さない事が正しい事

僕は列で騒がない 昔先生に怒られたから
列で騒がない事が正しい事

僕は列に遅れ ....
From: はらだまさる <xxmasaruxx@hotmail.com>
To:★@hotmail.com
Subject: RE:おまんこ
Date: Fri, 22 Jun 2 ....
見知らぬ駅を

見知らぬ時間に

月が夜を

青い海にしている


ひとりでは癒やせぬ

傷をかかえて

うろうろとしている


見知らぬ駅を

見知らぬ時間に
 ....
未来なしの今だから

今を生きている私です

まいにちの

ちいさな喜び

見つけることが得意です


過去の泥ぬま怖いです

こんどの手術はお断りです


未来なしの ....
学校のテストで
満点を取った
その夜
お父さんに見せた
夕ご飯を食べながら
お父さんは
「もっとがんばれよ」
「宿題はやっとけよ」
と言ってくれただけだった

次の日の学校のテスト ....
いとしいあなたの指
夜風はやさしく撫でる
小船は浮く

あなたは帆になりゆく
街の明かりはまだ
眠らないで見てる

星は咲き乱れ ほら
あなたの髪に降り注ぐ

これからふたりでき ....
夕焼けになって
曇り空も夢の中ね

大丈夫だよ
あたしたちは寝不足気味の眼をこすって
それでもここに居ていいみたいだから

明日は晴れるよね?

永遠なんて信じてないから
変わ ....
いっそ
世界の銃口から
俺の言葉が

ポム、と

発射されればいい
くだらなさ過ぎて
みんな戦いを辞めるだろう
靴をぬぎすてて
乾いた道を疲れるまで
進んできた
僕は裸足が好きだ。
裸足で土を踏みしめるのが
好きだ。
ときどきうめき声をあげさせられる、
そのふいの痛みが、なにか重大なことのレッスン ....
金色に輝く馬に乗って、その侍は私の住む村を横切った

もちろん金色の馬なんていないわ

それは、“そう見えた”っていうだけのことだわ

その日、井戸で昔好きだった人が、パイプをくわ ....
その人の
麦藁帽子の影落とし
額の重さが
夏になった
前のテストが四十点で
今日のテストは六十点だった
けれども先生は
満点を取った子を褒めていた

体育のサッカーで
きちんとドリブルとパスをした
けれどもみんなは
シュートした子に憧れた ....
     含むのは



      熱情
妖精になりたいな

虹色の翅をひらひらさせて
花の蜜を吸って暮らしたいな

気まぐれに梢を揺らしたり
あなたの帽子を飛ばしたり
満月の夜には月明かりの下
湖を滑って遊ぶの

月の光 ....
おるふぇさんの自由詩おすすめリスト(241)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
優しい人よ_愛を歩め- 那津自由詩507-6-30
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ちいさな背中_と_無力な両手- 宮本 心自由詩25*07-6-25
落日- 信天翁自由詩507-6-24
それだけでいい- 山崎 風 ...自由詩707-6-23
大事なもの- なかがわ ...自由詩7*07-6-23
シオリちゃん- 藤丘 香 ...自由詩58+*07-6-22
自転車- 小原あき自由詩16*07-6-22
再会- 小川 葉自由詩1207-6-22
触れること- 水町綜助自由詩29*07-6-22
- 恋月 ぴ ...自由詩43*07-6-21
記憶の再現- 吉岡ペペ ...自由詩507-6-21
宇宙のぜつぼう- ゆうと自由詩6*07-6-21
むー。- 小川 葉自由詩6*07-6-21
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花びらのように- あずみの自由詩607-6-20
自己主張- 酸素の枷自由詩3*07-6-20
おまんこ- はらだま ...自由詩14*07-6-20
青い夜- 吉岡ペペ ...自由詩407-6-20
未来なし- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-20
宿題- ぽえむ君自由詩8*07-6-20
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おい、おまえ絶対見るなよ- 那津自由詩2+07-6-19
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