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雨戸をしっかり閉める
窓をしっかり閉じて
鍵をかける
電気機器のコードをすべて抜いて
ガスも水道も止めて
明かりも消して
それでも
どこからか音が聞こえてくる
時計の電池を抜いて
 ....
いつもひっそりと
わたしの庭を守っていてくれた
垣根の木
なんていう名前だっただろう
とつぜん気になって
落ち着かなくて
たしか図鑑があったはず
なのに
本棚にも押入れにも
どこ ....
大きなマルが描きたかった
テーブルには収まらず
床のうえにはうまく描けず
壁は論外で
仕方なく庭に出た
引き潮で乾いた土のうえに
棒で線を引いていくと
小石にぶつかるたび歪むので
 ....
垣根の灌木の枝は
年じゅう好き勝手にのびるので
つい気を抜くと
目も当てられない状態になる
裁断ばさみで
枝を切り落としながら
つい考え事をして
ざっくり切ってしまうと
枝のあいま ....
朝ごはんの支度のあいだも
ゆっくりお茶を飲んでいるときも
外がなんだか騒がしくて
庭に出てみると
黄色い風船がひとつ
軒先にひっかかって揺れていた
物置小屋からはしごを出して
なんと ....
                        15 嘘 (終)

結局
あたしとまゆこさんがいた場所は
なんだったのだろう
夢ではなかった
ことだけは
確かだ

ただいま
鍵 ....
                        14 絵

なぜ
観覧車が少女のために
あれほど傷つき
苦しむのか
わからなかった
今でも
本当に理解できている自信
はない
そ ....
                        5 空

風がやけに激しい
気になって
窓を開けてみたけれど
陽射しはおだやかだ
柿の葉が時々かさかさ揺れる
以外に
なにも聞こえない
 ....
                        1. 雨

そういえば一度も
バケツをひっくり返したことなんて
なかったと思う
ああ
冷蔵庫を窓から投げ捨てた
ことがあった
そんな雨が ....
                       きゃらめる 5

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  1

なにもみえない
から
こわいんじゃない
なにもみえる
はずがない
から
こわいんだ
 ....
ビンいっぱいに詰まったビー玉
フタに開けた小さな穴を
片目で覗き込むと
不思議な光の模様が見えた
きれいでしょ
となりん家のけーたくんが
得意げに笑った
世の中には
キラキラ光る透 ....
小川 葉さんのアンテさんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- アンテ自由詩608-5-14
名前- アンテ自由詩10*08-4-13
マル- アンテ自由詩7*08-3-9
- アンテ自由詩708-2-15
風船- アンテ自由詩608-2-1
- アンテ未詩・独白3*07-12-30
- アンテ未詩・独白507-12-27
- アンテ未詩・独白507-10-24
- アンテ未詩・独白8*07-10-1
きゃらめる_5- アンテ自由詩45*04-3-3
原石- アンテ自由詩5*03-12-13

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