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こんなにも多量の糞が出るのなら
 俺は当分死にそうにない

食当たり何を食っても粘土味
 油あげ一枚で死ぬかと思った

自転車のオカンがスロープ落ちてきて
 駐輪場で死ぬかと思った

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北山通の並木かなしむ夕暮れの色はほんのり青さをもって


少年が息をひそめていたわけは蛍でしょうか哲学のみち


宇治川を背に立つ君の少しだけ歴史を知っていることが ....
冷蔵庫ゆっくり冷えていくものが光のような気がしてならない



やっと今一人で立てた足元にいろんなものが這いのぼってくる



ゴミ置き場月光に散る貝殻が泣いてるまぶたに見えなくもない ....
 
人形の折れた手首を持ったまま母の帰りを一人待ってた
 
 
説明しようとして絶命してしまった僕のレジュメが空へと
 
 
深夜、ヒツジが僕を数えている、可愛そうにまだ眠れないのだ
 ....
本当に死者がおばけになるのなら君はアダムになるしかないね


アッパーな曲でノってるあの娘から流れる涙の味が知りたい


みんないなくなればいいって二億年ほんとにいなくなって豪遊
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・国語

休み時間 机の上に伏せられた教科書はみな鳥のかたちで

「死」という字を習い17年経つが何故か未だにうまく書けない


・算数

「算数は嫌いなんだよ数式の突起みてると痒く ....
「林檎ってちょっと女に似てるから歯を立てるときぞくっとするね。」

夕暮れに秋刀魚さばいてみるのですふと血が見たくなりましたので

夜遅い夫の帰りを待ちながら深く深く爪を切るわたし

 ....
目覚めると輪郭だけが残っていた はまって遊んだあとで、笑った


ソファの上に速度の違う一日あり胸とくとく打つ猫と私と


いまはもう見えなくなった補助輪のかろかろ我の胸に鳴り在る

 ....
1という字のように立ち 一という字のように眠れ 孤独な無限



0なんて発見するからいつまでも君の不在が消えないままだ



ON/OFFのあいだに広がる宇宙にて親指は祈る メール、 ....
真冬にもアイスティーを頼める店 焼かれた石の事情を知ってる


十一時から十四時は禁煙です やさしいふりで傷つけ合って


プレートの絡めとれないパンチェッタ欲しいものだけ手に入らな ....
早朝に剃刀を買うコンビニで 剃髪用です 袋いいです


昼下がり主婦がミシンを踏む音は 人を撃ち抜く練習に似て


夕暮れが鼻血のような色してた 鉄のにおいが漂って、冬


 ....
 
動物園の絵はいつも雨が降ってるあなたと行ったあの日から
 
 
手を繋いで坂道を駆け上ったね下る時に負けぬ速度で
 
 
母と二人ハンバーグをつくる夕日よりもきれいだったひき肉
  ....
前のめりに倒れていたよ。口許に笑みを浮かべていたよ。スナフキン。

フリューゲル・ホルンを買った。フリューゲル・ホルンのエチュード吹いた。さよなら。

言うなれば全て寄り道が旅なれば並べてこと ....
{引用=タイトルが半分くらい省略されてしまった。


日常生活でさりげなく笑うことを念頭においていろいろな人と会話をしていると、それが積み重なって、「いつも控えめにだけどよく笑っている、感じのい ....
 {引用=(鍵盤が駆け上がる夜、/ガラス片、/鉄塔/に続く紅の、足跡、//)}

裏側はどうなってるかわかりません そんな理由じゃ嫌わぬ 月よ



差しだすとき、グラスの中身は原液です。 ....
たずねびと。わたしはここで生きてます あの日のあだ名で検索してよ


君に似たプロフ見つけて手を止める。こころにあしあと残したかった


友人と呼べぬあのこも「友人」と呼ぶしか ....
君思ふわが名流るる滝つ瀬の
   はやき心をたれか止むらむ

紅の色に夏の葉かくす{ルビ山躑躅=やまつつじ}
   いでやかなしき人をぞみゆる

こころありや宵待草にあさつゆを
   ....
さよならは青い背もたれ始発にて四月の夢を温めにいく



アンニュイな晴間が秘める春雷に片目をとじて君を待つ午後



ないしょです。星くず燃える屋根裏で子猫と愛し合った日々など

 ....
光なく音もたてずにうねりゆく野火の描く蛇さまよういのち



はねのける受け入れるだけが生でなく争うことは戦いでなく



足跡も足音も絶え他を焼かず自らを焼く火を歩みゆく ....
青空にわれをおさめし帽子舞ふ故郷はいつもわれを拒まづ

街灯に蛾はなに求め集まれり夢なき高校生の分身

マッチの火点けて拡がる夕暮れに未来に逆らひ運河薔薇色
去りがたき旧家にひそむ精霊も君もわが青春の影とす

穂草は種を密かに飛ばすイエスよりマリア若きをその罰として

満天の星は人の不幸ならむと決めつけ孤児はおのれなぐさむ
花束を車内いっぱい敷き詰めて水没してゆく春の陽とひと



野の花や少年少女の髪揺れる風泥棒が口笛吹けば



集まればいつしかはなれてしまう春むかしどうきゅうせいと来た海
 ....
{引用=始めませふ 安易な位置づけ
       
               椎名林檎『真夜中は純潔』}








{引用=デイストオシオン}


うねりゆく夕空 ....
清さこそ、いやらしいとは思わない?若い和尚の鼻梁にみとれて




アルコール分量わざと間違えて きょう 今 あなたに{ルビ手=た}折られたくて




ガールという字面で服を ....
ふとどきな大き乳房に出会ひけり丘の上なる村の温泉

湯の中に溶けるがごとく身を沈め女は白き乳房浮かべり

乾きたる身は清めらるおほどかに{ルビ腿=もも}を洗ひしひとに並びて

二の腕の{ル ....
小川 葉さんの短歌おすすめリスト(25)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
デっど_・オあ・あらいヴ- 大村 浩 ...短歌8*11-1-12
京都慕歌- Rin.短歌28*10-5-28
さみしさで貧血- ふるる短歌26*10-5-21
おままごと- たもつ短歌1610-3-26
ごめん雪舟、君の涙の味だね- ピッピ短歌1610-3-23
教、育- 吉田ぐん ...短歌3710-2-9
結婚してよかった、とか言ったことない- 吉田ぐん ...短歌2209-9-14
独りごとにすら、できない- 石畑由紀 ...短歌12*09-3-7
number- 石畑由紀 ...短歌33+*09-2-3
カフェ・ロゼッタ- 石畑由紀 ...短歌6*08-12-7
【短歌祭参加作品】アラウンド・ザ・ワールド- 吉田ぐん ...短歌3608-12-5
星の鳴る夜- たもつ短歌2208-11-26
旅人の歌- 山田せば ...短歌308-10-14
日常生活でさりげなく笑うことを念頭においていろいろな人と会話 ...- ピッピ短歌2108-2-1
鉄塔にて- 石畑由紀 ...短歌14*07-12-25
「mixi」__ミクシー- Rin.短歌16*07-7-9
恋夏草(れんげそう)_______■古語の宴参加作品■- Rin K短歌28*07-5-28
さくらさくら- まほし短歌17*07-5-17
火と歩み- 木立 悟短歌1107-5-11
運河薔薇色- 村木正成短歌4*07-5-3
満天の星- 村木正成短歌3*07-5-1
春形見- 本木はじ ...短歌1407-4-7
NOISE_FLOOR- 本木はじ ...短歌1107-3-7
【短歌祭参加作品】_ガール- 簑田伶子短歌14*06-3-7
村の温泉- 渦巻二三 ...短歌303-4-12

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