すべてのおすすめ
電話が鳴る
漆黒の闇の中から

それは誰でもない
誰かからの沈黙の暗号

受話器の向う側へ
言葉の無い声を弄る
焦げ臭い私の指先

電話が鳴る
跪いた気怠さの上に

凶器に ....
こんどは

そらだけを

みつめて

いきられる

ものに

なりたい
雨雲に覆われた街を
切り取る車窓を眺めれば
まるで僕らは
ネガの中を走っているよう

降り出しそうで
{ルビ堪=こら}えるあの空には
あとどれだけの
時間があるのだろう

始まれば ....
零椅さんの松本 涼さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
沈黙- 松本 涼自由詩607-7-30
こんど- 松本 涼自由詩807-7-27
ネガ- 松本 涼自由詩1807-6-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する