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曲がり角ごとに鳥はいて
夜を夜をとまたたいている
青紫の窓がふたつ
甘い手管にひらかれてゆく
うすぐもり
なりひびき
皆なにかを
抱きしめるかたち
昇るもの ....
接ぎ木を重ねて枯れた樹が
庭の入り口をふさいでいる
小さな寄生木の花が咲き
風は粉と名前を運び
誰もいない街に撒いてゆく
山に残る最後の雪に
ひとりはぐれた鶴がいて ....
骨のような柱が燃えている
燃え尽き くずおれるまで
ただ波のなかに立っている
流れ着くものが燃えている
山の影が土を覆い
波だけが明るく揺れている
昨日の足跡が残ってい ....
ひとりひとりを抱いて放して
そしてひとりも戻ってはこない
雨のなかの羽
ぬくもりとまぶしさ
ひたいの上の
羽の柱をまわしながら
空に立つ不確かで巨きな
ひとつの羽を見 ....
Porterさんの木立 悟さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
午後の声
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木立 悟
自由詩
20
07-5-10
ひとつ_またたく
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木立 悟
自由詩
9
07-4-21
ノート(柱)
-
木立 悟
自由詩
9
07-4-20
ノート(ふたつの指)
-
木立 悟
自由詩
6
07-4-15
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