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ほとぼりがさめるころ 妻子の留守を
みはからって 鬼がかえってくる
おまえもおれの だいじな友だち
からだにめりこんだ 豆をほじくりだし
つまみにして 酒をのみかわす
ひこうき雲が ゆったり
拡散しながら 高度をさげて
着陸場所を さがしている
地につくまえに すっかり
消えてしまう というのに
それ ちがうと
おもう ぼくは
わかりあうために
かくんじゃないんだ
それだけは わかる
おちてゆくとき 全景がみえた
滅びのあとも 日々のいとなみはつづき
死んでいるとも知らずに 人々が暮らす街の
道だけが いのちあるもののように
地平線へ向かって のびていた
イワシあたまの ニワトリが
さんぽ あるくたびに 
うみおとす あしたを
ザルで すくう
そんな かんじ
ひたいに 金的を
はりつけた 少年のぼくが
夜明けの 狙撃手みたいな
女の帰りを いまでも
じっと待っている 街角
そんなんで いいのか
もとめられている
ことばの うすさに
がくぜんとして
したを かんだ
家賃と食費を かせぐためだけの
生活だけど まんざらでもないと
思いはじめているが ヒーローに
冒険へ誘われたら すべてを
うっちゃって 駆けつけねばなるまい
わたしの あたまを
からから まわすと
なないろの たまが
さいげんもなく でますが
ぜんぶ はずれです
すてきな しっぽのある
いきものを もらった
まちがって しっかり
聖水で 洗ったら
死んでしまった
これは1618年にロバート・フラッドという名の錬金術師が発明した永久機関です。さしずめ「アルキメデスの螺旋」の応用といったところでしょうか。この螺旋の管が水車の力でまわると水は上方へ運ばれそこにある枡 ....
楢山孝介さんのみつべえさんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(旬の歌)- みつべえ自由詩608-2-11
そろもん(秋空の話)- みつべえ自由詩707-9-3
そろもん(伝達の話)__- みつべえ自由詩707-6-25
そろもん(鳥瞰の話)- みつべえ自由詩1007-6-6
そろもん(リハビリの話)- みつべえ自由詩307-4-5
そろもん(新宿歌舞伎町の話)- みつべえ自由詩607-2-19
そろもん(絶句の話)- みつべえ自由詩307-1-27
そろもん(隠れ剣士の話)- みつべえ自由詩706-11-16
そろもん(福引きの話)- みつべえ自由詩706-9-9
そろもん(悪意の話)- みつべえ自由詩906-1-18
そろもん(骨董屋の話)- みつべえ自由詩405-1-24

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