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草あざみ風はどこへと吹くのやら
    一人の道に時は惑いて


くちづけはブーゲンビリアあかあかと
    見つめる瞳にしずむ太陽


透きとおる{ルビ項=うなじ}をみせて{ルビ月見 ....
透き通るガラスの惑い指でなぞり
    雨をみていた心おちいて


白い足走り去る朝つかのまの
    雨をみていた虹を待つまま


紫陽花の肌の静けさこぼれゆく
    雨をみてい ....
夏の野は沈黙の果てみつめあう
    だけのくちづけ唇に蝶


じっとして壊れないよう忍び寄る
    白い羽には光だけ射し


言葉などもはやいらない君をつれ
    夏の丘へと逃 ....
むさこさんの石瀬琳々さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花言葉Ⅳ- 石瀬琳々短歌17*07-7-20
雨をみていた- 石瀬琳々短歌17*07-6-22
沈黙と蝶- 石瀬琳々短歌14*07-5-25

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