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{引用=――荒川洋治・稲川方人・平出隆を中心に}
日本の現代詩の歴史を顧みると、いくつかのターニングポイントとも言える節目があることに気づかされる。もっとも大きな節目は第二次大戦後の一九五 ....
かつて、いまよりもずっと若い頃、僕は夭折に憧れていた。いま考えると何とも恥ずかしい話であるが、かつては若くして死ぬことに感情的に強く惹かれていたのだ。中学生の頃から詩のようなものを書き始めていた僕は ....
村野四郎を近代詩人に分類するのは多少のためらいがある。確かに第五詩集までが戦前に刊行されており、戦前に出発した詩人として近代詩人の範疇に含めてもおかしくないかもしれない。だが、戦後三十年を経た昭和五 ....
勢いこんで始めてしまった「近代詩再読」シリーズ。前回は長い詩暦を誇る草野心平をとり上げたが、今回はいきなり立原道造である。草野心平は八十過ぎまで生きていた人だが、立原道造はわずか二十四歳で亡くなって ....
いまさらながらだが、まったくおかしな時代になったものだと思う。恐らく多くの人が感じていながら、それでも黙っているのだろう。二十一世紀という現代に生起する現象、人の思惑同士が交差し合い、とんでもなくお ....
日本の現代詩の中で散文詩の占める割合は、無視出来ないほどに大きい。ある程度名のある詩人たちのうちの多くが、散文詩を書いている。散文詩とはいったい何か? ここのところ、個人的に頭の中が散文的になってし ....
私は眠る
掛け蒲団の左右を身体の下に折りこみ
脚をやや開きぎみにし
両手を身体の脇にぴったりとつけた
直立不動の姿勢で
寝袋にくるまる旅人のように
防腐処理を施され
身体中を布で巻かれた ....
田村隆一は太平洋戦争後の荒廃した社会を的確な詩語で捉え、戦後詩壇を代表する存在になった。と、日本の詩の歴史ではそういうことになっているらしい。僕は言うまでもなく戦後生まれ、それも高度経済成長の真っ只 ....
こごえる
声の
淋しい温度
舌は口の中に引きこもり
のぼってくる苦い味にじっと耐える
やわらかく
ただやわらかい音のままにこごえる
もえることのない白い声
たとえばここで
たとえばそ ....
近所には小さな墓地があって
近所には野良猫がたくさんいて
墓地の奥は鬱蒼と暗く
木々が生い茂り
墓地を取り巻く壁は
どこまでも白い
その白さに毎朝
昇ってくる日の光が反射し
仕事に ....
青色銀河団さんの岡部淳太郎さんおすすめリスト
(10)
タイトル
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日付
■批評祭参加作品■七〇年代詩の均質性
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岡部淳太 ...
散文(批評 ...
8*
07-1-8
■批評祭参加作品■夭折をあきらめて夜が明けてゆく
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岡部淳太 ...
散文(批評 ...
13*
07-1-6
近代詩再読_村野四郎
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岡部淳太 ...
散文(批評 ...
7*
06-8-9
近代詩再読_立原道造
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岡部淳太 ...
散文(批評 ...
15*
06-5-21
異常な時代に抗する言葉
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岡部淳太 ...
散文(批評 ...
21*
05-8-7
散文詩に梱包されて
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岡部淳太 ...
散文(批評 ...
18*
05-7-16
夜毎の木乃伊
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岡部淳太 ...
自由詩
11*
05-2-22
田村隆一(その詩行のかっこよさから語る)
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岡部淳太 ...
散文(批評 ...
30*
05-2-20
寒い声
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岡部淳太 ...
自由詩
3*
05-2-15
墓地の壁
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岡部淳太 ...
自由詩
7*
05-1-9
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