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剣山のかぜが
  耳翼と首すじに
    突きささる 昼さがり
ひとかげの消えた市道に
     ゆがんだかげをつくる 

小公園は昼寝していた
   砂場に放置された
     玩具 ....
        うれしいじゃないか
   本曇りが薄曇りになっただけで

         歌おうじゃないか
   薄曇りに青空がのぞいただけで

         叫ぼうじゃないか
  ....
 夜明け前
ねこぜのトルソはおののき続ける
亡き妻の過ぎた夢とregretにとらわれ
黒くなった実存へのノスタルジァにこだわる
そのシルエットの孤独に

 起床後も
ねこぜのトルソはおの ....
     小春日和もうれしいものだが
        一週間も続いた曇天が
          フェードインする
    梅雨の晴れ間もひとしおである
      しらはえが光のやさしさを
 ....
有情の悲喜劇を締めくくるためなのか
   筋雲が白黒の幔幕を張っている
     regretの幻灯を点滅させて

          とはいうものの
    弥生の落日に映える円球ほど
 ....
    丘のひだでは孤高な門扉が居留守を使っている

ひなびた市道では玩具の車が目的もなく突っ走っている

     街角を曲がると郊外では風と光がゆれている

          はつは ....
        せつないという
        ことばのおもみ
    それは こころのなかの
         どのぶぶんに
  のしかかってくるのでしょう
            きっと ....
  町並みは息をひそめているし
 プロムナードは息を抜いている
空はカンツォーネを奏でているし
 海はレクイエムをうたっている
    風は愚痴を吐いているし
    光は論理を愛撫している ....
乱太郎さんの信天翁さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白い雑音(七)- 信天翁自由詩411-12-4
ほつれ髪(三)- 信天翁自由詩511-2-5
色(しき)は匂えど(六)- 信天翁自由詩110-1-22
軌道のそよぎ- 信天翁自由詩308-6-6
啓蟄- 信天翁自由詩208-3-5
天使の耳打ち- 信天翁自由詩108-2-4
肌着- 信天翁自由詩307-8-18
にびいろの声紋(六)- 信天翁自由詩307-7-29

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