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君は望遠鏡や顕微鏡を造る僕の会社の設計室に勤めていた

僕はある日君に恋した

それはけっこう素敵なことだった

会社の裏の独身寮のそばに総務の峯岸さんの貰ってきた柴犬の仔が三匹

彼 ....
戻れないこの道
君が手を降ったまま遠ざかってゆく
ちょっと哀しい眼をしていた
それは夕暮れだったからかもしれない

帰れない明日へ微笑みながら去っていったひと
風を抱いて走るよ何かの方 ....
君と同じ空を見上げたかったのだ

お雛様みたいに仲良くちんまりと並んでいるんだよ

桃の花だって咲いているし重箱には煮物バスケットにはサンドイッチ

おまけにスパークリングワインなんぞも冷 ....
なにものでもありはしないでもあるんだ
誰も好きになれないでも好き

二律背反が風のなかで舞う
とっても素敵な世界なんだそう
君の本来の色さえわすれそうさ

それでも走り続ける週末に向かっ ....
酸素も窒素もありはしない
ヨウ素の要素の感得力だとも思うのだが
まだ朝は吸収し切れないものでいっぱいだ

きみの整理が終わるまでぼくは待つのだよ
するどく
かたほうによって
なにかを
 ....
しどけない午睡から醒めやらぬ眠り姫は
一人寝の孤舟の岸辺で戦の終わる日を待ち続けて
夕陽をぼんやりと眺めていた

眺望のよい塔のうえに幽閉された魂は自分の捕虜としての価値も知らずに
幼い時に ....
窓を開けると校長先生が欠伸をしていた

校庭ではポニーテールが僕に微笑んだ
片えくぼを連れて

まだ風は冷たかったが沢山の蕾が輝いていた

遠くの山では雪も消えはじめ
柔らかな表情へと ....
月は淋しくて蒼い光をそっと流すのだった

夜は哀しくて汽笛をひとつ響かすのだった

風は切なくて切れ切れに吹いているのだった

君は懐かしく僕の思い出の窓辺に座っていた

仄白い水仙の ....
チェシャ猫はティーパーティーが大好きでした

アリスも呼んで午後のひとときをなごやかに過ごしたら

白ウサギが言いました

すでに時は来たりまた次の物語を綴らなければ

不思議の国は終 ....
村上春樹ではない僕の風の詩を描こうと思った

ラヴェルのモダンなピアノ曲を聴きながら風を思った
風は自由だ
あくせくしないし

僕たちは単純に生きる事を学べるのではないだろうか
ゆるやか ....
夜でもない朝でもない

真昼が俺にはお似合いだ

納屋の小麦を盗み喰う
そんな手口もいたについて

俺は名無しのガスパール
尖った爪で花を摘み
あの娘の窓辺に飾るのさ

誰ともし ....
ヴィンテージギターを手にいれたが
一万円と格安のヤマハFG-130という
1972-74あたりに製作されたもので状態もいいし
かなり響きが良く豊かに音がでる

男はそういったおもちゃを幾つに ....
僕はいつでも敗戦投手

君のこころのミットにボールを投げ続ける

変化球はいらない
走らない直球だけが僕の武器だが

九回裏観客席のざわめきが鎮まる

打席にはイチローではなく
ど ....
マリアは涙を流している
階級のなみだ
金属製の胸には革命の歯車が
コチコチと廻る

フリッツラングの見たニューヨークは
セピア色の未来

摩天楼には愚かな文明がのさばって
素朴な世界 ....
僕は誰かに造られた

僕は何かを創るために生まれて来た

クリエイター

存分にRPGをかけまわるアバター

夜は長いし昼は退屈だ

たまには詩でもつくってみようか



 ....
いつも否定論とか肯定論が錯綜する

それって当たりまえかも

でもねいつかはいっぽんにしたいの


ありさんとはちさんだってそれぞれにがんばってる

僕達はいつ

昆虫になれるん ....
星は僕たちに距離を教える

月はときどき涙の処理のしかたなんかをけっこう親切に教えてくれる

隣の親父は怒鳴ってばかりで僕も親父なのでちょっと哀しいが


遠く切ないもの

六本木ヒ ....
人生は足りないものばかりだが
僕はどこで誰に足りなくなるのだろう

人生は余るものもあるのだが
誰があまるんだろう

あまるものなんて無いはずなのに


軟体動物が線虫がそして僕が
 ....
資本論を乗り越えて

僕らは何処へゆこうとしているのだろう

勿論資本主義の終末では無いはずだ

文学は世の仕組みを超えて生き続ける

音楽もしかりだろう

もうプロレタリアートと ....
F1のアイルトン・セナが大好きだった。

どんくさくてもスピードに憧れた。

漫画のバリバリ伝説がすきだった。

僕は何であるのか尾崎豊と共に走り始める自分は何なのだろうか

15の夜 ....
銀色の矢が空から墜ちて来るそんな夜

僕は系統樹のほとりに佇んで生命の音を聴いていた

風がちいさく闇を巻き込んで通り過ぎていった

ときはすでに多くを語らず寄り添っているような気がした
 ....
ひとは知らずに響きをのこしてゆく

希望の響きばかりではないが
きみが生きた証だと信じている

それは言葉の流星群となって
僕の夜に降り注ぐのだ

そして花火のように弾けて燃えつき去っ ....
僕たちはなんのためにボブ ディランを
きいてきたのだろう

少なくともこのユダヤ人の歌は
娯楽ではない

でもトークブルースとしては
とても素敵だ

NHKで放映されたドノバンやジョ ....
武人なら品性もともに磨くべし

投資家は業の深さを想うべし

人生は生きる仮説と思うべし

打算の果て大損もらう配当金

東京五輪まともにやれるのJOC
きみから
ありがとうという言葉を聞いた事がなかった

すみませんという言葉しか出てこなかった
それは感謝の言葉ではないんだ

君からは何ももらわなかった無表情なその平凡な佇まいは
拒絶や ....
夜に浮かぶ幻想群

いつも夜の湾岸線を走る度に思うのだ
川崎と木更津を結ぶアクアラインも然りだが

陸上の建造物よりも海上の光のなかに浮かびあがった巨大建造物は
何故か深く心を打つ

 ....
誰を護るか鬼子母神
いつからなった鬼子母神
子供を喰らうか鬼子母神

ああ鬼子母神
とても淋しい名前

執着することでかろうじて神である貴方は
とても愛しい何かを喰らいながら
生きる ....
僕たちは夜を旅する
孤独にむかって囁き続けるナイトバードなんだ

代償なんてありはしない
ささくれを癒す為に空を飛んできた
まぬけなオウムの類だが

ちっともいいことなんてないって言いな ....
子供はめんどくさい

紙おむつも高いし生活費がかさむ

でも先生なのだな


問いかけることを忘れて
処世に汲々としているぼくたちを
ときどき修正してくれる
大切な生き物だ

 ....
雪なんて当たり前だった幼い頃

道南の辺境で借家の玄関の硝子戸を開ければ

一階はすべて雪の壁だったこと

なにせ長万部が唯一町の体裁をそなえたようなところで

物流の届かない ....
吉岡ペペロさんの梅昆布茶さんおすすめリスト(327)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋を抱きしめよう- 梅昆布茶自由詩1213-3-21
分かれ道を- 梅昆布茶自由詩913-3-20
君と同じ色- 梅昆布茶自由詩18*13-3-18
風のなかの魔女- 梅昆布茶自由詩1213-3-17
相対化の美学- 梅昆布茶自由詩913-3-17
眠り姫の薔薇- 梅昆布茶自由詩1313-3-14
13番目の春- 梅昆布茶自由詩1113-3-14
寂しいものたち- 梅昆布茶自由詩813-3-14
時の種- 梅昆布茶自由詩613-3-13
風の詩- 梅昆布茶自由詩1213-3-12
真昼のガスパール- 梅昆布茶自由詩613-3-12
サウンドホール- 梅昆布茶自由詩18+*13-3-7
草球- 梅昆布茶自由詩813-3-6
メトロポリス- 梅昆布茶自由詩21*13-3-3
クリエイチャー- 梅昆布茶自由詩613-3-3
お話し- 梅昆布茶自由詩613-3-3
遠く美しいものに捧ぐ- 梅昆布茶自由詩22*13-2-28
足りないもの- 梅昆布茶自由詩1313-2-16
資本論を超えて- 梅昆布茶自由詩10*13-2-10
イージー・ライダー- 梅昆布茶自由詩8*13-2-9
親父の暇つぶし- 梅昆布茶自由詩1613-2-8
響き- 梅昆布茶自由詩24*13-2-5
ボブ・ディランの肖像- 梅昆布茶自由詩23*13-2-3
ムカムカ川柳- 梅昆布茶川柳6*13-2-1
ありがとうの季節- 梅昆布茶自由詩1013-1-31
夜に浮かぶ光のように- 梅昆布茶自由詩2413-1-29
鬼子母神の肖像- 梅昆布茶自由詩813-1-26
ツアー- 梅昆布茶自由詩2013-1-23
子供の詩- 梅昆布茶自由詩2013-1-20
雪の日に- 梅昆布茶自由詩21+13-1-15

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