すべてのおすすめ
瞳孔の暗黒の中に 太陽が一粒落ちて 沈んでゆく

狂気へと たそがれる 一筋の緊迫した神経
暗闇にもたれて 電磁波の凶音を 非難場所の平原
音符が草々と香り 鎖雨と ひっそりと 通じ合い  ....
午後2時43分の光
とろけた白い蝋 
傷だらけのソファー 肘掛の隙間に詰まった 
粉っぽい埃に染み込んでゆく


強姦されたんだ ぼくは自分に
犯されたんだ 俺はぼくに
やり終えた奴 ....
西の青いカーテンには赤く
南の赤いカーテンには青く
風を糧に立ち昇る白い炎が染まりゆく
窓辺に徐々に映る屋根や壁は熱に揺らいで
立ち昇る蜃気楼の輝きに眠りながら焼かれ続けた眼は
夢の終り ....
未来
人造人間が リゼルグ酸ジエチルアミドを
舌下に吸収した時
解かれていなかった 魂の 謎の幾つかが
明らかになるだろう


部屋中の塵が惑星になって
光りながら ゆっくりと往来する ....
2004/03/04(Thu) 19:50 投与物質無し

詩とアフォリズムとの架け橋 その過程であること

今回に於いては ただ実験自体であること 
その未完へ向けての 矢の飛行であること ....
重油が雲のように流れうねる
粘液質の眠りの底に響いて届く
何色かの鐘の音色に共鳴する
筋肉繊維の無数の弦が共震し
開かれる眩暈と明晰の間の扉


甘く緩く脊髄を対流する
胸 ....
妄想の残骸と 覚醒の余韻の 間で 猟銃を構え 隠れ 
祈るように 待つんだ 
弱々しくても 灰色や黒色でも やがて射す
光の意味合いを 希望と 呼べるように
狙うんだ
 ....
山麓 冷たく 響く
小川の せせらぎ 凍らせる 鳴声
霞んで 透けた 紫 朝の大気
止まない 一律の 音を含んだ 風の波
湧いて弾ける音符 空気の震動
漣打つ 潤んだ瞳孔 覆う 生臭 ....
疲れ果てた太陽が垂れ落ちる
代役の月は殺伐とした太古の鏡
さて 頭の中で響いてる掘削機の空回りを
加速させるとしようか
萎みかけた太陽が 最期の一瞬きで
永久凍土を水浸しにす ....
黒人の肌 ぎらつき 呼吸に波打つ筋
それを照らす 白金の太陽
槍の尖 限りなく零に近い 一点に灯る 
定められた使命 狩りの前の舞踏
散る 汗の


白人のガレージに隠された ス ....
石と夜の間に 硬質な 大気が宿る
焔の中に描かれた 淡い筋 その熱
鏡の水面に 風が揺れる 針のように
黄金の雨に 濡れながら 光る
蝋燭が 泣いて 熱い涙 生命を融かして
 ....
今朝一番のニュース
「今日で世界は終わりです。」


ぼく
「それは仕方ないな・・・。」


ただ一つの悔いと言えば
君とナマSEXしてなかったってことくらい


 味噌 ....
ぼくが
何をしてきたとしても
何を望んできたとしても


今の
ぼくの心を 信じて下さい
ぼくの心を 許して下さい


もし 
あなたに信じて貰えないのなら
あなた ....
パンクした ぼくの可愛い自転車 
引きずって 帰り道
墓地の門の前で佇んでいた 女の子
荷台に乗せて ガタンゴトン


タイプライターのキーだけが不満の吐け口
「ぼくは大詩人にな ....
がらくたに音を立てた雨は 
まばらに窓を濡らしただけで 止んでいた
真っ直ぐな風が一通り
花弁を泥の上に 押し退けた後だった


冬よ去らないで


夜よ 
暗がりのまま
 ....
艶やかに唇濡れ 薄紫 柔らかい澱み 胸の奥底に 藍色の沼は
甘く渦巻く 鬱血 指先の冷たさ ぬるい痺れ 重い流砂状の心
沼辺の風草靡く廃土の奥に 優しげに 傾いた
脊髄の鐘楼が 鈍く軋ん ....


寂れた風車が ぐらり と回り ぎい と短く 鳴る音を
運んでくる風が 含有する骨粉を 嗅ぎ分ける 臭覚神経の
末端の 鋭さから 染み込んでくる 苦味の
粘付く 痺れに似た この感触 ....
南西
紅い沼
ヴェントリン

秋色
誰かの禁断症状
不潔な針

バスタブの汚れ
落葉色の血
アスピリン

惨酷な唯識論
震える轍


シリンダーヘッド ....
-G・Tへ捧ぐ -



子孫よ 
白い鍵盤が赤く汚され 
衛生兵が興奮剤に溺れる時
歴史ある一族の名のもとに お前たちは 滅びる


旋律が止む
静寂
銃声
 ....
無色の眼光に崩壊した空は いまだ自転の歯車を回し続ける 
微かに揺れている 渦巻いた日蝕の環に 写影機は 操られている
非具象絵画が 乱雑な閃光に 連写される
既に太陽と月は 暦を稼 ....
黒目を搾って炭化した果汁の渋味を垂らして
滝のように濡れてゆく白い部屋を睨み
眼光の輝度を上げて透視力を発揮しろ
眼球の白に血走る毛細血管を密集させて開拓してゆく
暗室に舞い降る ....
イカロスを真似た子
雪の夜の中 羽ばたいた


ガスマスクを着けた執刀医
薄緑の七つのライトで
その子を見つけて
火炎放射器で 射ち落とす


左腕と右肘 右半身から火をあげて ....
素早く黒く内転する北風。 


見え隠れしている
耳と口の部品である言葉の
調律が乱れたままの
時の音階。


銀と黒の液体が出会う不純なる海峡
沸き立ち割れる泡の痛み
混合 ....
緑青の浮いた青銅の像が喇叭を吹いている
悲嘆の打ち寄せる波辺で

血塗られた大地 血塗られた海洋
血塗られた大空 血塗られた太陽
血塗られた系譜 血塗られた血縁
血塗られた舞踏 血塗られた ....
赤い落葉が 黄金の光に満ちた梢の先から
分離する その瞬間美の連続


細胞核が熱を帯びた怜悧 
冴えに 一斉掃射される


ざわめく毛穴 震動する皮膚 揺れる骨髄


大脳 ....
ぼくの中の 罌粟に酔って眠っていた人魚が
目覚めて 今 
ぼくの中を広々と 悠々と泳ぎ回る
そして彼女と入れ替わりで ぼくは罌粟に酔う

彼女の航跡は 蒼く甘い帯になって
ぼくの帯熱を 暖 ....
土色に枯れた千の蛾が部屋を覆い尽くす
それに 白粉の殺虫剤を 噴きかける
ぽそぽそと 大小の蛾が 落葉になって
床に重なると 兄さんが 粉で真白の瞼を擦って
真赤な涙を垂らしながら言う
「一 ....
濡れた鋏の翼で ブリキの鳥が
夜を 透明に 幾重にも 裂いてゆく


路上の暗がりの奥と 知覚の裏側に
魂が 横たわって 繋がる 
そこに
黒い向日葵が咲き
黒い獅子が眠る
白鳥 ....
  − エーリスに捧ぐ −


太陽が 沈む ぼくに 
巨大な 火焔 膨大な 熱量
太陽が 沈む ぼくに

太陽の 中の ぼくの 中で 太陽が 燃えている
若さ そのオクタン価の高い年 ....
延々と旋回して ぼくらが密集するのを 待っている 
銀の鳥群
あれは 狩りの前の儀式


狩る側も
狩られる側も
祈っているんだ




戦場へ行こう
両親を想って  ....
吉岡ペペロさんの小野 一縷さんおすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
酔歌_-_4_/_****'04- 小野 一 ...自由詩4*10-11-19
残照_/_****'98_'01改編- 小野 一 ...自由詩4*10-11-14
黄昏の比率_/_****'01- 小野 一 ...自由詩3*10-11-13
粉雪_/_****'03- 小野 一 ...自由詩5*10-11-7
臨床詩作法_/_****'04- 小野 一 ...自由詩3*10-11-3
メロディ_/_****'04- 小野 一 ...自由詩610-5-21
銃弾_/_****'02- 小野 一 ...自由詩4*10-5-18
The_Return_of_Pan_/_****'04- 小野 一 ...自由詩7*10-5-16
編曲0527_/_****'91- 小野 一 ...自由詩3*10-5-16
詩作過程_/_****'04- 小野 一 ...自由詩7*10-5-11
寂然の果てに帰す_/_****_'02- 小野 一 ...自由詩5*10-5-5
ニュースです_/_****'98- 小野 一 ...自由詩3*10-5-1
手紙_/_****'98- 小野 一 ...自由詩6*10-4-28
Smith_said_nothing_/_****'99- 小野 一 ...自由詩6*10-4-28
未明_/_****'99- 小野 一 ...自由詩9*10-4-23
鳴子沈夢_/_****'01- 小野 一 ...自由詩6*10-4-20
風車のための散文詩_/****'04- 小野 一 ...自由詩5*10-4-17
骨の鳩_/_****'02- 小野 一 ...自由詩7*10-4-10
ほろび_/_****'04- 小野 一 ...自由詩6*10-4-7
流些の刻_/_****'01- 小野 一 ...自由詩6*10-4-6
宇宙遊泳_/_****'01- 小野 一 ...携帯写真+ ...7*10-4-5
ケロイド/_****'99- 小野 一 ...自由詩4*10-4-4
酩想における散文詩_/_****'01- 小野 一 ...自由詩6*10-4-2
酔歌_-_7_/****'04- 小野 一 ...自由詩4*10-3-31
酔歌_-_8_/_****'04- 小野 一 ...自由詩3*10-3-31
酔歌_-_3_/_****'04- 小野 一 ...自由詩6*10-3-31
悪名_/_****'04- 小野 一 ...自由詩7*10-3-26
夜の涯て_/_****'02- 小野 一 ...自由詩7*10-3-24
太陽の種_/_****'02- 小野 一 ...自由詩4*10-3-22
弾頭_/_****'01- 小野 一 ...自由詩9*10-3-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する