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まがいものに
きみは
こころほれて
まがいものに
きみは
いやいやをして
だけど、きいて。
しんじるということは
う ....
三月十二日の話をする。
三月十二日、東京は晴天であった。青く澄み、雲ひとつなかった。
確かその日は、原宿のあたりをブラブラとしていたのを憶えている。
日本人も外国人も、いっしょくたに暢気に笑って ....
だだっぴろい教室で
子どもたちは
おもむろに武器をとった
守るためではない
苛むためであった
かれらは笑うだけだったけれど
かれは泣くだけであっ ....
ここに
にんげんは
そんなにたくさん
いらないよ、
ふたりでいい
つなぐ
てのひらも
そんなにたくさん
いらないよ、
ふたつで ....
二人で
ふとんをしこう
最後のニュースが
かなしい話を終えたなら
丁寧に
ふとんをしこう
僕らを責めたてる
光たちにつかれたなら
....
朝
青空のなかに
すべて
揃っているのに
一つだけ欠けている
つぎの朝のために
ぼくは
生きてゆける
蛇口の匂いは
夏の風にながれて
僕は水をあつめて
魚になった
想像してみるんだ
闇の中の闇を抜けて行く
君の中の君に会いに行く
....
あんなに怖かったのに
考えてもかんがえても
答えはなかったのに
きみと話した時間に
茜いろの帰り道に
電車の窓からのぞく空に
やさしさの意味 ....
吉岡ペペロさんの草野春心さんおすすめリスト
(38)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
まがいもの
-
草野春心
自由詩
4*
11-4-15
三月十二日の話をする。
-
草野春心
散文(批評 ...
3*
11-4-13
沈黙
-
草野春心
自由詩
4*
11-4-6
ふたり
-
草野春心
自由詩
5*
11-4-4
ふとん
-
草野春心
自由詩
9+*
11-3-31
朝
-
草野春心
自由詩
3*
11-3-28
WATER
-
草野春心
自由詩
4*
11-3-24
恋のうた
-
草野春心
自由詩
5*
11-3-23
1
2
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