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教室で心くだいた
日々も過ぎ
今日はすずろな心地です。
いまや厚い雲壁の鎖はとかれ
世界はつめたく
何も教えてくれません。
それは幸いなるかな…
....
遠い日の夜
私が目を覚ますと
家には誰もいませんでした。
このとき私のなかで青い虫が鳴きました。
(きいきい)
さらに遠いむかし
最後の氷河期が
始まろうとする夜
私は猿で ....
よるねていると
心配になります
この世界の
どこかには
黒い塔があって
もう ぐらぐらと
激しくゆれながら
うおーうおー と
何かを警告しているような
気がして
南の野原は
みんなあかるく
はやいのです
日と風に
ほされる草たちは
わたしの訪れに
あいさつしますし
ほらあの
草むらから
何かがとうらいするよ と
日と風が
さあ ....