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電車の窓の向こう側の、外の風景のその先
右から左へと過ぎ去っていった心象の中に
少年の頃の自分が口をパクパクさせて泳いでいる
僕は餌なんか持っていない、それなのに
少年の頃の自分が口をパクパク ....
言葉になっていない
まるで言葉になっていない寝息で
頭髪から爪先にかけての
冷えきった痙攣を受忍し続けて
どのくらいの時が経ったろうか
「明かり…が、消して……あれは…」
やがて訪れるはず ....
毒が溢れ出していた、
   動脈を流れるように
鼓動を鳴らしながら、
   溢れていた
それはとても黒い色をしている筈だ
そうでなければモノクロの世界だ
(僕には関係ない)


そう ....
彌月さんの結城 森士さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レールの上- 結城 森 ...自由詩4*07-10-18
月曜日の住人たち- 結城 森 ...自由詩1*07-9-17
点々- 結城 森 ...自由詩4*07-5-29

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