すべてのおすすめ
君が勢いよくカーテンをあけるから
まさに零れ出ようとしていた光が
勢いよくぼくを包み込む
その白い肌は朝に満たされて
なんて君を美しくさせるんだ
たった今ぼくのなかも
朝が通り抜けて行った ....
雨の日に
美術館の裸婦像は
艶やかに
やがて本当の姿を見せるだろう

ぼくも同じだ
ぼくの想いは風に乗り
雲と流れて地球儀の裏側の
ひとつの地平となるだろう
暖められた卵のように
 ....
少年は手にもっている一つの林檎を空に向かって投げる
するとそれは翼を拡げる鳥になった

少年は青い空が好きだった
空の中は永遠に汚れぬ世界であると信じていた

少年はどこまでも途切れぬ煙突 ....
小原あきさんの村木正成さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝の静かな領域- 村木正成自由詩17*07-6-2
ぼくの地平- 村木正成自由詩14*07-4-27
- 村木正成自由詩12*07-4-26

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する