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海は水平線を
鋭利なナイフのように突きつけてくる
想い出は残照の別称であり
水のように浸る憂愁である

夏が去り
海岸には打ち上げ花火の残骸が
寄せ来る波間に漂っている
{ルビ流離=さ ....
秋の蛇口をひねると
空虚がぽとりと落ちてくる
管は水平に都市の闇を這い
水源地は{ルビ紅葉=こうよう}で充たされている


空虚で顔を洗うと
頬がすこし紅くなる
正直な肉の反応に
つ ....
小原あきさんの白島真さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海そして残照- 白島真自由詩16*17-9-19
秋の蛇口- 白島真自由詩13*16-10-25

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