さよならさよなら
聞いて、聞いて
まだ笑ってるね
まだ泣いてはだめ
だめだよ、えがおで
いっしょに おどって
忘れるまでくやしいなら叩け
わたしは大丈夫だから
腕も足も折っていい ....
突然 悲しみがおそってくる
そんな瞬間がたまにある
津波が起こるみたいに 心に感情が押し迫る
ぐぐぐと何かが込み上げる
私はそれを上手く吐き出せないから
感情は波になって ....
悲しいほど
君のことばは
ぼくにあてはまる
苦しいけど
君には
僕が ちゃんと
全て 見えている
旅立ちの日は
泣かない 泣かない
そう 決めて ....
君からのメール
「台風大丈夫?」
これだけで僕はあれこれ考える
僕の心は台風のように
いつもいつも激しい風のように
揺れているのに
君はいつもの「女心読めません」全開
い ....
メタファだといってしまえば
なんだって許される?
リアルだといってしまえば
なんだって嘘になる?
ほんとうのこと
知っているのは自分だけ
愛してるって
それさえ嘘だ
....
迷惑だったら
ごめんなさい
眠たいのに
ごめんなさい
忙しいのに
ごめんなさい
疲れているのに
ごめんなさい
雨の日なのに
ごめんなさい
迷惑だったらごめんなさい
....
何をそんなに憎んでいるの。ときかれて
わたしは
めいおうせい
と こたえる
何をしゃべっているのかわからない雑踏で
ぎざぎざに冴えた踵は帰らない
なまえもしらないくせに
ねえ ....
むしろ泣けた
ドンチャックかガンバどっちか
いやてゆーか全部
世界中が痛がゆい
ラスカルめいた上目遣いのおんなが見てる
見知った瞳孔が開いて
開ききって
あはは
....
おおきな、おおきな水槽の中
36.5℃
人間と同じ比重の液体にはだかのわたしは浸かっていて
朦朧と堕ちゆく意識たち
完全な無刺激状態の中
浮きも沈みもしない身体
時間軸も、 ....
久しぶりにどきどきします。
自然と口角があがります。
4つ年上のあのひと。少し恥ずかしがりや。
先輩から可愛がられていて
バカがつくほど真面目らしくて
好みの顔ではなかったんだけど、 ....
見つからない答えを背負って
黒板のまえで 立ちすくんでいる
もどかしくて くるしくて
なんだか甘くて この気持ちはなんだろう
なんだろう なんだろう ねえ
欲しいのは 君の ....
うまくいえない気持ちに
怯えてる
関係のないオトばかり
溢れてる この街で
つながれたままの
コトバたちと
冷たくなったままの
この指先と
この心に うたを灯そう
君にも届け ....
ふかい夜のそこで
ひざをかかえていても
かならず夜明けはくる
地球が回っているかぎり…
かなしみのそこで
かなしみがつづいていくのは
じつは
あなたがあなたじしんで
かなしみを追い ....
ただ その手を 恋しがり
ただ その温もりが 欲しくて
ただ その瞳に 映りたくて
ただ その胸に 抱かれた
泡沫の時
幻の 時
それでも重なる鼓動は
嘘じゃ ....
微かに響く鐘の音
哀しいその音に何を祈ればいい?
縋り付く必要も無い
この先から見えてくるだろう
痛み、憂い、泣くことの答えが
そしてその意味が
私は、ただ立ち竦んでいた
こ ....
そらはあんなに晴れているのに
君はないている
なかないで
と肩をだいても
なき止むことはなくて
ただ抱きしめて
おおげさだよ、と笑われて
それでもはなさないん ....
こたつとみかんは
飽きたのです
ストーブとおもちは
憧れなのです
君と僕は
幸せなのです
一番安上がりだけど
幸せだから
い ....
不愉快な、心。
モザイクを外したい。
他の誰かに見られないようになんて。
しなくていいの。
だから、見えたって。
良いの。
私たちのことなんて。
私たちにしかわかんないの。
....
僕を見つけて
ここにいるよ
誰も気づいていないのかな?
この世の端の
淵の傍で待ってるから
見つけてよ
何で目を背けるんだい?
何で前を通り過ぎるだけなんだい?
....
もがいても もがいても
楽にはなれずに
誰かに助けて欲しいと
手を伸ばす
けれど誰かが手を伸ばしてくれても
その手を拒んで 助かることを恐れた
....
私の中にいる悪魔が
名前を欲しがります
自分のことを呼んで貰いたいのでしょう
私はとても奇麗な名前を
悪魔につけてやりました
悪魔は毎日自分を呼んでくれとせがみます
仕方が ....
仕事に行く
ぎりぎりのところ
足を一歩踏み出すだけで息が苦しい
外の世界とつながらない
伸ばした手はいつも空気を掴んだ
あたたかい手はない
足を踏み出すだけで疲れていく一歩一歩
....
ついに定規は曲がった
まっすぐにしか使われない自分が
悲しくなったという
まっすぐに測れるものなんて
世の中のほんのわずかしかない
そう思ったらしい
もっと柔軟のある生き方を求めて
現実 ....
雨降りの日はなぜか不機嫌で
できればそばに寄りたくない僕の水玉ガール
ちょっとカッコイイ先輩には笑顔振りまいて
その分僕に当たるのはよしておくれよ
不機嫌な理由を尋ねたら
ますます不 ....
わけのわからん
くろいのがやってきて
こころのなかが
どんどんどんどんって
くろいの
いっぱいになったら
どこにいるのか
さっぱりよくわからん
くりかえしくりかえされても
く ....
君の電話はいつも
君の事思い出したときにかかってくる
君の声はいつも
穏やかで
優しくて
どこか甘えてるようで
こどもっぽくて
それでいてしっかりしていて
僕はその声を ....
灯りを消した部屋で
そのはじっこのベッドの上で
ぼくは夜の底へ沈殿してゆく
そしたらいつか夜の一部になれるかしら
夜は全てを隠すから
ぼくは夜の底 ....
ひとはせつなくなりたくて
ちいさな過ちを犯してしまう
せつなくなりたくて
きょうもひとは旅を続けている
今宵
僕らそれぞれに瞬く星が
いい星でありますように
....
あの子はとても臆病
電車に乗ることすら
躊躇してしまう
きっと
知らない世界に行ってしまうに違いないわ、なんて
あの子はとても臆病
食わず嫌いばっかりして
チョコレートは ....
君の笑顔がうれしくて
痛い
君の冗談がたのしくて
辛い
君の手の平が温かくて
苦しい
....
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