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「 みなさ〜ん
ぼくのあとについてくると
穴に落ちますよ〜 」
背後から
ぞろぞろと
杖をつくお爺ちゃんや
車椅子をこぐお婆ちゃんが
頼りない
ぼく ....
日中はデイサービスに集まり
賑わっていたお年寄りも
それぞれの家で眠りにつく頃
明かりの消えた広い部屋には
残って日誌を書くぼくひとり
静まり返った夜の老人ホーム
天井 ....
今、発車前の夜行列車のなかで
この手紙を書いています。上野駅
は昔から無数の人々が様々な想い
を抱いて上京する駅なので、昔と
変わらぬ空気が今も残っている気
がします。
先程、少 ....