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あなたはためすように
月を詠むのです
椿の花が落ちる夜に
闇から色を分かてるのか
ためすように
あなたは月を詠むのです
くれなゐは
いつぞの契り
くれなゐは
今わにみ ....
見知らねど行き着く場所はここにある
夢見て君を連れた北国
いつのまにか眠った僕の携帯に
隣の君から夕陽の小樽
真綿色の雪があまたの恋に染み
冷たい北の印 ....
涙を混ぜる、という行為には
冬の夜は長すぎる
ひつじが百匹を超えたら ふいに湧き出す
僕って何だろう、みたいな問いかけに、いつも
たまたまこの星に生まれて
たまたまこの国に来 ....
根雪というも、いずれは川になる
姿は消ゆれども
解き放たれる
いずれは川になる
根雪 去ったあとから芽吹く、新芽に
何かを告げることさえ請いもしない
落ち葉はいずれ母になる
....
なんということ
こんなにもきれいな
瞳をしているのに
のに
祖母は私の瞼に触れて
また少しちいさく
かすれてゆくかのように
そう言ったんだ
薄い皮膚で感じた
あなたの ....
ぼくらはいつも
見ていたんだね
同じ窓から
午後の青空
透ける葉脈
震える小枝
それらにも似た、未来
ぼくらはいつも
感じていた
同じ風を、違う感受性で
教室にいる ....
春からひとり
流れてきた
おまえ
こんこん冬と
墨染めの宵の川は
さぞ冷たかろう
月様には出逢うたか
さぞ澄ましていたろうに
あれは誰かを
好いている
一に ....
ほら
雪って、生きているのよ
空からここまで辿ってきた足跡が
真っ直ぐじゃない
一粒ずつみてごらん
そうしたら、ね
小さな顔がある
あ、いま 目線が合った
雪はそのむかし 薄紅 ....
北へ向かえば
沙羅(しゃら)と響く、雪の羽音―――
心地いいほどに
絡まる、しらべ
高みにずれてゆく、音階
いつだって夢から、さめたら
君が立っていた
両の手に
....
あなたの電話に繋いだら
あなたが出る
そんな当たり前のことを
確かめたいと思った夜に、いま
窓を開けて出逢いました
複雑な涙ほど
単純な味がして
離れてゆくほど
迫って ....
かみ合わない歯車に、また少しだけ時がずれる
秒針のきしみは それでも
壊れたメトロノームのように 私を、
追うから
逃げ込んだいつかの雪原で 私は、
細雪がわずかに切れる夢を見た
....
一 琴引浜
さくら貝は、はかないという言葉がお好き
はかないという枕詞がつくものには
とりあえず歌ってみる
それらはかつては量産されたものだが
貝は、そんな厄介なものは持ち合 ....
★調整中
金木犀の
金木犀の
花の陰が
心にはらり、落ちてゆく
この道は
この道は
いつに辿ってきたのでしょう
金木犀の
金木犀の
花の香は
昔にかよう
消えかけた
面影一つ ....
萩原重太郎さんのRin Kさんおすすめリスト
(44)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
月を詠むひと
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Rin K
自由詩
39*
07-1-16
北国にて
-
Rin K
短歌
18*
07-1-13
サークル
-
Rin K
自由詩
32*
07-1-8
閑山の寒
-
Rin K
自由詩
25*
06-12-27
なみだのつぼみ
-
Rin K
自由詩
34*
06-12-17
同じ窓から
-
Rin K
自由詩
30*
06-12-16
花瑞葵(はなみづき)
-
Rin K
自由詩
31*
06-12-15
はつ雪の、舞う
-
Rin K
自由詩
32*
06-12-6
雪とバニラと僕らの関係
-
Rin K
自由詩
29*
06-11-25
そんな、あなたへ
-
Rin K
自由詩
29*
06-11-24
ささめゆき
-
Rin K
自由詩
45*
06-11-10
うたまくらの浜
-
Rin K
自由詩
28*
06-10-18
君待月
-
Rin K
自由詩
19*
06-10-12
金木犀
-
Rin K
自由詩
27*
06-9-30
1
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