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「愛してください」と言えないから「ちゅーりっぷ、ください」と言った
「あなたが好きです」と言えないから「白いちゅーりっぷが好きです」と言った
たった一つ、あなたから貰った
白いち ....
鳩を
裂いて、裂いて、裂いて。
裂いて、
裂いて、裂いて。
裂かれていく鳩たちが
最後にみたのは自らを裂く私
恨みなさい、
恨みなさい、
その{ルビ眼=まなこ}に映る私 ....
一夜限りの戯れでも
君の手が{ルビ私=わたくし}の乳房に触れた時
蜻蛉、来たりて
今、この恋は{ルビ私=わたくし}の精神から羽ばたいて
現実のものとなりませう
くれないの紅を塗り終えて
....
噛んだ乳房の
そのむこうにあったのは
金色の花でありました
時も音もない闇を愛して
腸を潰す手は僕のもの
そこに見えた
金色の花でありました
瞼を開こうと閉じようと
僕 ....
沈む深海の星は
{ルビ蠢=うごめ}く
ただ{ルビ蠢=うごめ}く
お前も星ならば
夜の星たちと同じように
輝やこうとはしないのか
ぐにゃり
{ルビ海星=ヒトデ}は{ルビ蠢= ....