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 目を閉じた
 これを暗いというのか
 はたまた白いというのか
 自分にはどちらでもいい
 見えるのだ
 この目が
 何気なく人間は手を動かせられる
 何気なく呼吸し
 何 .... 
 周囲にある見えないものを
 私はそれとなく体に引き込む
 次は吐き出す
 針の音が刻んでいる
 日に日に、刻々と過ぎていくものを
 それは同時に死でもあり
 生でもある
  .... 
 無い物ねだりを始めた君は 
 朝靄の中にある
 タンポポがそっと綿帽子を飛ばす光景を
 密かに見逃している
 原っぱいっぱいに広がる黄色い世界が
 雪の絨毯に変わり
 緑の野に変 .... 
 泣いている声
 穴が開いたように
 暗い底から聞こえてくる
 だけども姿は見えない
 夜の東京
 もしかしたら聞き間違いだったのではないのか
 射光する物体が通り過ぎ
 ネオン .... 
