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ぼくはいぬ
といってもはしれない
ぬいぐるみのいぬ
ママもパパもいない
このへやに きづいたらいた
ぼくをだきしめて ほおずりしてくれる
あのこが おおきくなってからも ....
1.風の運命
風はどこへでも行けた
神様がそう決めたから
風は旅した
誰よりも自由だった
風は見た
いろんなものを
地平線のかなたの 鮮やかな光を
海をゆく 船の帆の白さ ....
ある飲み会の後
ひとりで坂をのぼる
街灯が白い坂道を照らし
空の黒と鮮やかなコントラストをつくり
感傷に浸るに充分な舞台を与えてくれた
星は出ているだろうか
うつむいて歩くから ....