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何も書かれていない
真っ白な紙
はじめは何かを記録したり
伝達するために
その紙は使われた
やがて人はその紙に
美しいものを求め
美しいものを書くようになった
その美しさは一つではなく ....
玄関の扉を開けると
君がいた
僕の姿に驚いて
まっすぐに電線へ
驚いたのは
僕の方だったというのに
さげずむような視線で
僕を見ていた
まるで僕が
劣った動物のようだ
そんなことは ....
青い空には初夏の風
まぶしい光が地を注ぐ
流れて落ちる水の{ルビ音=ね}に
心潤い何思う

青い空には初夏の風
きらめく光が地を包む
なびいて歌う草の{ルビ音=ね}に
心安らぎ何描く
 ....
夜中に雨が通り過ぎた朝
近くの林から
夏が歌っている
共に生きていることを
呼びかけながら歌っている

昨日が雨だったことを
忘れさせるような昼
川の中から
夏が歌っている
自分が ....
人間が決定する数値の行動は以下のように表せるとする。

 ePt=E(Pt|It-1)  (1-1)

 Pt−ePt=Pt−E(Pt|It-1)=εt (1 ....
詩の中の君は
君でなくてもいいんだ
彼であっても
彼女であっても
そう
私であってもいいんだ

詩の中の君は
君の気持ちを考えなくても
彼の気持ちであったり
彼女の気持ちでもあった ....
ふと車を走らせて
海の見える道路で
車を停車させる
ある晴れた休日の昼下がり

静かに広がる風景よりも
近くにこんなところもあるのかと
そんな発見の方が新しい
風は冷たく強かった

 ....
繰り返される風と雨は
石を山から転がし
石はその道の中で
削られて丸く小さくなり
やがて深い海の中へと
沈んでゆく

繰り返される下り坂と上り坂は
人を生へと動かし
人はその道の中で ....
最初に雨を見たのは
ぼくだった

みんなはそのとき知らなかった
窓に一筋の雫が流れて
静かに落ちていったのを
最初に雨を見たのは
ぼくだった

風はなかったのかもしれない
ただ水が ....
あの空の中に
昔見た雲が浮かんでいた
子どもの頃に
みんなと一緒に見た雲
一人一人が雲を見て
いろいろな形を言いあった
それはそれぞれの夢だった
飛行機や船
イチゴとかカブトムシ
み ....
その夢は終着駅から始まる
分厚い切符を駅員に渡し
改札を出ると
そこから終わりのない物語の
第一章がある
駅前広場から
右の道を上れば山があり
左の道を下れば海に着く
今は左の道に菜の ....
春の海はやわらかい
海と空との
地平線は線ではなく
ぼんやりとしている

春の空はやさしい
山と空との
地平線は線ではなく
崩れた帯のよう

近くで波の音がする
何度も繰り返すも ....
あなたの隣に
夢を置かせて下さい
ほんの小さな夢ですが
あなたの隣にいる限り
とても生き生きとします
あなたが喜ぶと
小さく羽ばたく音を出します
ただ
あまり見つめられると
照れて縮 ....
木の葉が開き始める頃
言葉も広がり始めます
光が当たるように
大きく伸びてゆきます
そっと行ってごらん
風が葉を揺らし
言葉が鳴っています

木の葉が開き始める頃
心も広がり始めます ....
真っ白な紙の中に
何でもない文字が
単純に並んでいる
けれども
そこには
見えないものが見え
聞こえないものが聞こえ
何かを訴えて
人の心を響かせる
真っ白な紙の中で
言葉は響いて ....
空が咲いています
ふわふわ咲いています
何もかも時が止まったように
やわらかく咲いています
山が沈んでいます
その中を鳥が泳いでいます
人が逆さまになって
咲いている空を見ながら
手を ....
「一人前」という人が
どんな人なのか
今でもわからないけれど
多分自分はそうではないだろう
世の中からすれば
自分はきっと
立派には生きていないだろう
お金になるようなことに
とても不 ....
言葉には翼があるのです
人の心の中を翔け抜けてゆく
翼をもっているのです
言葉によって
その飛び方もまちまちで
小鳥のように
翼をせわしく羽ばたかせるもの
大きな鳥のように
空高く翼を ....
幸せは
幸せになるまでが幸せで
幸せに気がつくと
何か寂しい気持ちになる
けれども
一つも苦労や我慢をしない生き方は
幸せに一番遠いのかもしれない
いつも幸せに向かって
がんばっている ....
ぼんやりとした光が
畑を一面に降り注いでいます
真っ赤な郵便局のバイクが
畑の中を通り過ぎて行きます
なんだか春らしい
道の草が風で揺れています

ゆるやかに道が曲がっています
雀が私 ....
馬はずっと土の中で
千年以上も埋まっている
生まれた時は丘の上にいたが
数え切れないほどの戦乱と
自然の変化によって
冷たい土の中へと潜っていった
それでも馬は
丘の上から見た日の出を
 ....
農夫だった祖父は
ある日
自分の土地に
油田があることを見つけ
大金持ちになった

父は働く必要がなくなり
暇さえあれば
世界を飛び回り
グローバル
という言葉が口癖になった
世 ....
山奥の一軒の家のために
立てられた電柱は
その家に誰も住まなくなってからも
一人で立っていた
電線はつながっていたが
電気が流れることはもう期待できない

電柱は昔を思い出した
まだそ ....
雨上がりの食パンは
暗い部屋の中で
その白さが大きく目立つ
外が明るくなるよりも
少しだけ早く
明るさの存在を示してくれる
そのやわらかさを見ていると
午後はどこに出かけようかと
なん ....
今まで空だったところに
建物がどんどんつくられて
空が狭くなってゆく
青くてやわらかい空が
暗くてかたいものに
覆われてゆく
辛いときに空を見上げても
もっと悲しくなるだけで
この弱さ ....
遥か遠い未来
人類は一度滅亡した
放射能に満たされた地球は
再び人類が支配していた
ようやく科学文明が芽生えた頃である
土の中から
直方体をした箱が出土された
その一つの面には上下を赤と ....
扇形は三角形の仲間に入れてもらえなかった
たった一つの辺が曲がっているだけ
ただそれだけの理由だった
辺が曲がっているのは全てが堅くて
融通の利かないものになるよりも
どこか一つがやわらかい ....
ぼくは今
2つの分かれ道の前に立っている

1つは愛へ
1つは恋へ

愛は永遠に咲き続ける一つの花
大切な思いを種にして
かたく咲き結ばれる

恋は儚くうつりゆく一瞬の花
焦がれ ....
山中 烏流さんのぽえむ君さんおすすめリスト(58)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真っ白な紙- ぽえむ君自由詩9*07-5-9
鳥かご- ぽえむ君自由詩10*07-5-9
青い空には初夏の風- ぽえむ君自由詩8*07-5-8
夏が歌う- ぽえむ君自由詩7*07-5-7
ふらりと思ったこと- ぽえむ君散文(批評 ...2*07-5-6
詩の中の君は- ぽえむ君自由詩7*07-5-5
一人鬼ごっこ- ぽえむ君自由詩10*07-5-4
繰り返しの中で- ぽえむ君自由詩8*07-5-3
最初に雨を見た- ぽえむ君自由詩14*07-5-1
あの空の中に- ぽえむ君自由詩6*07-4-30
その夢は終着駅から始まる- ぽえむ君自由詩7*07-4-29
少しずつ夏- ぽえむ君自由詩21*07-4-29
夢を置かせて下さい- ぽえむ君自由詩12*07-4-27
言葉が鳴っています- ぽえむ君自由詩8*07-4-27
言葉は響いている- ぽえむ君自由詩8*07-4-26
空が咲いています- ぽえむ君自由詩10*07-4-26
立派に生きてはいないけれど- ぽえむ君自由詩6*07-4-25
言葉の翼- ぽえむ君自由詩11*07-4-25
幸せは- ぽえむ君自由詩8*07-4-24
なんだか春らしい- ぽえむ君自由詩12*07-4-21
土の中の馬- ぽえむ君自由詩7*07-4-20
親から子へ- ぽえむ君自由詩8*07-4-19
一人ぼっちの電柱- ぽえむ君自由詩18*07-4-18
雨上がりの食パン- ぽえむ君自由詩5*07-4-17
空が消えてゆく- ぽえむ君自由詩14*07-4-16
過去の未来- ぽえむ君自由詩4*07-3-18
仲間外れの扇形- ぽえむ君自由詩9*07-3-11
ぽえむ君の旅−愛と恋−- ぽえむ君自由詩7*07-3-9

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