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一か月が
余りに速く過ぎ去るような気がして
どうしようもない
服を着替える間もなく
あっという間に秋である
外ではまるで軍隊のように
流行なのか
同じ型の服を身につけた女子が
勇 ....
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ポストには請求書ばかりが届き
携帯電話の受信フォルダは
迷惑メールでいっぱいだ
履歴書を書けば誤字脱字ばかりで
修整液はとうに使い切ってしまったし
紙屑ばかりあふれる部屋で
どう ....
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家を出ると
道端に
無数の舌が落ちていた
赤信号が
誰ひとり停められなくて
途方に暮れているような真夜中だった
舌たちは
うすべにいろの花のように
可愛らしく揺れなが ....
八月が終わらなければいいと
願っていた
そのときわたしは
小学五年生で
朝顔を上手に育てることが出来なかった
そして
支柱にぴよぴよと巻き付いた
枯れた朝顔に
まだ毎朝ぼんやりと水 ....
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初夏の山は
いいにおいをしたものを
たくさん体の中に詰めて
まるで女のように圧倒的な姿で
眼の前に立ちはだかってくる
たまに野良仕事をしている百姓が
山に見惚れていることがあるが
....
キヨカパパさんの吉田ぐんじょうさんおすすめリスト
(5)
タイトル
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カテゴリ
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日付
せかいをいきる
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吉田ぐん ...
自由詩
55
08-9-29
花と戸棚と着信音
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吉田ぐん ...
自由詩
18
08-7-19
こわいはなし
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吉田ぐん ...
自由詩
24
07-9-1
えいえんの夏
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吉田ぐん ...
自由詩
27
07-8-10
初夏
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吉田ぐん ...
自由詩
43
07-5-17
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