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 今、僕が書こうと思っていることは、個人的なことである故、 
この手紙を読んでくれる方の中で、僕に親しみを感じる人がいれ
ば、その人に、僕が最近考えている本音をそっと打ち明け、何か
思うこ ....
降りしきる 
スコールみたいな哀しみを 
突き抜けてゆく 
Poetry

暴力の間に 
道を切り開く 
見えない力の 
Poetry

愛欲の沼に溺れ 
腐った{ルビ屑=くず} ....
仕事の後に
友のライブを見ようと駆けつけた 
ライブハウスがある
渋谷・ホテル街 

時折ぬるい夜風が吹いて 
{ルビ娼婦=しょうふ}の亡霊が通り過ぎ 
地を這う{ルビ鼠=ねずみ}が路地 ....
風ノ葉 

こころには 
埋まることなきすき間あり 
葉の揺る茶屋に 
独り佇む 



椀 

{ルビ空=から}の{ルビ椀=わん}
ひかりのにじむ 
底のまるみに 

 ....
風船の顔をした 
君の彼氏が 
口先ばかりの愛を囁くので 
「 死にたくなった 」と 
君は深夜のメールをぼくに送る 

驚いて、瞳もぱっちり覚めたので 
深夜の散歩で月を仰いで 
川 ....
終電前の 
人もまばらなラーメン屋  

少し狭いテーブルの向こうに 
きゅっ と閉じた唇が 
うれしそうな音をたて 
幾すじもの麺をすいこむにつれ 
僕のこころもすいこまれそう 

 ....
日中はデイサービスに集まり 
賑わっていたお年寄りも 
それぞれの家で眠りにつく頃 

明かりの消えた広い部屋には 
残って日誌を書くぼくひとり 
静まり返った夜の老人ホーム 

天井 ....
野球帽をかぶった少年の頃 
いつもベンチから 
マウンドに立ち、グローブを頭上に振りかぶり
構えるキャッチャーに
びしっ 直球を投げ込む
エースのあきちゃんをみていた。 

チャンスで ....
三十過ぎて 
忙しさを言い訳に 
すっかり運動不足の僕は 
最近腹筋をはじめた 

しばらく鍛えてなかったので 
体を起こすたび 
床から上がってしまう両足を 
しっかりと抑えてくれる ....
{ルビ空=から}になった財布の底から 
しわくちゃになった
3年前のレシートが出てきた 
四隅をひっぱり広げると 
すっかり文字は薄れていた 

旅先で出逢ったあのひとと 
語り合った喫 ....
とんこつラーメン屋のにおいが 
真昼の生ぬるい風に運ばれる 
新宿の雑踏を歩いていたら 
ポルノ映画館の看板下で 
自転車に乗ったおばちゃんが転んだ 

どうしていいかわからずに
ぼくは ....
事務所の白板に 
今日の日付と 
出勤者の名前を書く 

デイサービスにやって来る 
お年寄りの人数を書く 

今日という日が 
すばらしい舞台となるように 
わたしは鏡になれるだろ ....
 僕は 詩 というものの縁で、幾人もの友と出逢ってきた。もう会
わない友もいれば、長い付き合いになるであろう友もいる。かけが
えのない友がいながらも、僕等は時に「ひとり」を感じてしまう。 
そ ....
ひとりの少年が 
壁をつたうパイプの上を 
猿の手つきでのぼってる 

壁の頂で少年は 
( 見ざる・言わざる・聞かざる ) 
のおどけたそぶり 

次の瞬間 
頂から 
両腕ひろ ....
soft_machineさんの服部 剛さんおすすめリスト(44)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_文人になるという夢_」_- 服部 剛未詩・独白2*07-10-18
eden- 服部 剛自由詩8*07-6-27
ミラーボールの夜_- 服部 剛自由詩5*07-6-27
〜金沢小品集〜__- 服部 剛短歌12*07-6-12
不思議な交際_- 服部 剛自由詩14*07-6-4
ゆげのむこう- 服部 剛自由詩19*07-5-21
「_贈りもの_」_- 服部 剛自由詩7*07-5-12
いつかのヒーロー_- 服部 剛自由詩4*07-5-1
風の声_- 服部 剛自由詩23*07-4-29
「_空の雲_」_- 服部 剛自由詩3*07-4-29
新宿小景_- 服部 剛自由詩8*07-4-29
「_空ノ鏡_」_- 服部 剛自由詩7*07-4-21
詩友への手紙_〜新宿にて〜_- 服部 剛散文(批評 ...10*07-3-19
「_頂の猿_」_- 服部 剛自由詩907-3-13

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