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かなしいふちに降る雪が、
しろくしろいねむりにつき
冷気をはりつめて
その肺にひびいている。
しぃん、とした熱が、
深淵から徐々にひろがり
焼けた声となって吐き出され
冬の空 ....
風が鳴る
凍える魂を
ひき連れ去る寒月を
湾曲する星夜の岸を
鋭く細く鳴っている
{ルビ居炉裏端=いろりばた}の数え歌は
今宵も尽きることはなく
月影の枝が
障子に透けて心細くゆれ ....
真夏に日車は、咲いている
雷鳴の空を裂く。
轟音で目を覚ます
一輪車に稲光りが青白く反射する
一瞬で葉陰の殻は黒焦げになり
焼けた臭いに鼻をひる
傘の骨はしろがね色で
{ルビ死灰 ....
soft_machineさんのこしごえさんおすすめリスト
(33)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
ゆきをんなとわたくし
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こしごえ
自由詩
10*
07-12-8
いなか
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こしごえ
自由詩
11*
07-11-19
天球へ
-
こしごえ
自由詩
20*
07-8-15
1
2
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