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1、 白

この深い森のどこかに
真っ白な塔が立っていて
その最上階で僕は生まれた
年月を感じさせない白は
来訪者の侵入を拒むようにも見えた
世界を自ら切り離しているようだった

そ ....
月を見ていたら
涙も
涙まじりの鼻水も
潮の味がしたから
海で生まれたこと思い出した


風は漣
木の葉は波音
空は海原
雲は島
月は
ぼくらを導く灯だ

 ....
人間の「芯」を知りたい 触れたい
そして でかい人間になりたい
今も過去も含めた世界を知りたい
そして
冒険をしたい
全力で生きたい
カッコつけたりせず
小さいことを気にせず
 ....
土はそこから動けない
花もその場所でしか咲けない
水は下へしか流れない

猫は歩くけどなわばりを守る
鳥も飛べるけど巣へと帰る
魚もふるさとを忘れない


動く範囲のサイズは ....
今ではもう通い慣れたこの坂道を
少しだけそれて のぼっていく
平凡な昼下がり 

不意に現われた
ガードレールの向こうに広がる空の街

青の画用紙いっぱいに広がる白い雲
 ....
今なら素晴らしい詩が書けそうな気がしてる
空が木々が街がこんなに輝いて見える今なら

今なら優しい詩が書ける気がしてる
周りのひとがこんなにあたたかい今なら

今なら熱い詩が書ける気が ....
昨日と今日の境界や
夜と朝の境界は
どこにあるのだろう

ふと目を開けた瞬間
朝という今日がそこに待っている
夜という昨日を忘れてしまったかのように
本当は混ざり合っているのに
 ....
たくさんの曲が最後の練習を迎え
本番を想定したリハーサルも終わった

降り積もる終わりたち

その言葉は決して否定的なひびきではなく
ひとつひとつ踏みしめながら昇る階段のように
 ....
カラオケの画面の歌詞を見ていた

5秒後の未来を盗む 完璧な明朝体
僕はそれをなぞることしかできない

その場所ではそいつが真実で
僕の歌声はそれに服従するコピー


鏡 ....
排気ガスの悪臭  
汚れた空気に濁った瞳
耳障りな音に疲れた肩の群れ
誰もが視線を外し足早に歩く街

駅と駅をつなぐ橋の終わりのほう
突然現れた赤い観覧車

もしも足を止めなかったなら ....
自分さえよければいいのだと
平気で人に投げつけるナイフ
一度ささったナイフはなかなか抜けない

みんなが幸せならそれでいいと
心をこめてつくってあげるシチュー
一度飲んだシチュ ....
1486 106さんの青の詩人さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
物語詩「塔と鳥とクレヨン」-first_wing-- 青の詩人自由詩3*08-11-16
その天体の名- 青の詩人自由詩208-8-4
- 青の詩人自由詩207-10-13
居場所- 青の詩人自由詩2*07-4-3
空の街- 青の詩人自由詩2*07-3-27
今なら- 青の詩人自由詩2*07-3-27
- 青の詩人自由詩3*07-2-16
終わりを生きる- 青の詩人自由詩5*07-2-3
僕を盗む「本物」- 青の詩人自由詩3*07-2-1
赤い観覧車- 青の詩人自由詩3*07-1-30
言葉- 青の詩人自由詩3*07-1-26

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