すべてのおすすめ
冷たい夜に
むらさきとむらさきが向かい合う
岩の径を
音だけがすぎる
鉱と鉛の紙
指を回る火の震え
小さな鈴の音をたて
砕けるように消えてゆく
空の一部をち ....
瀧の夜
火を拾う指
音の無い径
水たまりの径
水の音は鈴
鈴の音は夜
夜の地図は水
光の指をひたす子らの声
火は火のまま底へと沈み
水面に言葉 ....
瀧の夜
火を拾う指
音の無い径
水たまりの径
水の音は鈴
鈴の音は夜
夜の地図は水
光の指をひたす子らの声
火は火のまま底へと沈み
水面に言葉 ....
静かすぎる昼 脳の鼓動
まどろみを吸う
冷たい蝶
左目と左手にはばたいている
斜めに巨きく横たわり
街を隠す羽があり
明るく淡く 数え切れぬまま
ただ風ばかり ....
四月の水
五月の水
油 月の輪
空を刺す虹
指先のひと粒
星おおう粒
氷と枝 雪と枝
はざま はざま
空のぼる空
あなたは手
あなたは砂
あなたは ....
夜の街の海
壊れた灯り
階段は風
波の底の星
剥がしても剥がしてもきりが無く
いつか置き去りにされる光
野になるがいい
たなびくものすべて
ひとつの息の ....
夕暮れと同じ色をした
雀の群れを乱しては進む
道標を飾る白い花
いつの世も悲しい子らはいる
わずか数秒のねむりのつらなり
分かるはずもないくりかえしのわけ
ねむりのまま ....
吹雪を歩む子の喉を
ぬぐうようにすぎてゆく火
忘れかけた尾のかたち
飛び立てずに泣く夜の
足もとに凍り重なる光
土の底の根を照らす
波も血も笑みも
こがねと涙 ....
鏡がふいに斜めを向き
部屋のすみが溶けて明るい
鏡のなかには無色の柱
扉の前には銀の曇
銀はひとり歩き出し
窓を向いては立ちどまる
たたんたたん たたんたたん
素足の ....
1486 106さんの木立 悟さんおすすめリスト
(39)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白とける白
-
木立 悟
自由詩
7
17-5-24
波と紋
-
木立 悟
自由詩
9
17-5-17
波と紋
-
木立 悟
自由詩
9
17-5-17
白と震え
-
木立 悟
自由詩
4
17-5-12
ひかり_外側
-
木立 悟
自由詩
3
17-4-27
こがね_かたち
-
木立 悟
自由詩
3
17-4-22
波とかたち
-
木立 悟
自由詩
10
07-10-18
ノート(こがね_めぐる)
-
木立 悟
自由詩
5
07-4-1
銀指響
-
木立 悟
自由詩
8
07-3-26
1
2
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する