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途に茂る雑草は鋭く傷を着せる
潰れた眼では路面列車の先は見えない、
天は幾度も巡っているらしい、風の噂だ
乗り込んだものの行方は知らぬ
路傍の意識は遠のくことを知らない
白銀の舞が覆い隠す空 ....
嫌に平べったい闇を
この手で潰したかのような
柘榴を懐いた身がある

明く湿らせ ざまざま
色褪せる朱のひとつの魂が、
天へと昇る翼を
あたかも溶かしていく

もうおしまいかもしれ ....
空蝉が泣くような強い雨に導かれて
照り返される、夏の名残に、
逃げ出した若者たちを追いかける
蒸し返すような青い海が私の故郷とあるだろう。

もう誰の肩書きも忘れた 太古の地に芽を生やし
 ....
1486 106さんのあらいさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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