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さよならの船出を、彼女は待っていた。
美しく水がゆれるなら、心はにごって、
晴れることなく気もちは空とつながってゆく……
ただ、さよならの船出だけを。
 
そうね。ため息がひとつこぼれても、 ....
やすらかな、静けさと麗しさのかたよりのなかで、
彼はそっと目をしばたいたの。
そうして楽器を叩く。
若い彼は楽器をたたく。
 
塔のそとでは風がながれ、
落ち葉をはこんでゆく。
湖にしず ....
1486 106さんのおぼろんさんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
sonnet(船出)- おぼろん自由詩3*20-10-11
sonnet(塔)- おぼろん自由詩3*20-10-11

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