すべてのおすすめ
光一つない
山の中で
炭をおこした
闇夜をほのやかに
照らす燠を見ていると
忘れたものが
思い出されたものが
くるくると
火花のように
散っていった
刹那!
火が燃え上が ....
炎は薪から放たれた
銀色の薪台と
明々したランタンと
椅子に寄る僕を
確かに捕らえたのだ
星明かりの下
ただただ
炎が爆ぜるのが
天頂に突き落とされる
太古の爆風に思えた
舞 ....
風のすっかり止んだ朝
あなたと僕とは
公園のベンチの見える辺りで
昨日の雨の激しさを思い出した
いつのまにか あなたがポケットに忍ばせた
淡色の宝石が 太陽を透かす
哀しい石鹸の香 ....
旅にあって
飲めない酒を飲んだ
目の前にひらける黒い雲
灰褐色の光
酩酊船
嵐
錨の切れたラテン帆の船
波頭
眩暈
眩暈。
いつしか、酔うのは私なのか
それとも船なの ....
1486 106さんのGiovanniさんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
晩秋
-
Giovanni
自由詩
5*
20-11-3
三河高原
-
Giovanni
自由詩
5*
20-10-2
恋愛詩
-
Giovanni
自由詩
10*
19-11-5
旅にあって
-
Giovanni
自由詩
4*
18-10-21
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する