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水を吸って
重たくなった

スポンジのような

どんよりと
ひろがる雲


北国の
曇り空は侘しい

落ちてくる
雪は
雲の涙の粒のよう


となりで読書しているきみ ....
パンデミックの
渦のなか

幾百万の
命が消えて

幾百万の
星が生まれた


あなたは
はるかな宇宙で
星となり

暗闇を照らす
光を灯す


世界中で
あなた ....
10月も終わりが
近づいて

4000キロの彼方から
友人たちが
やってきた


V字飛行の編隊を組み
翼の力だけで

太陽と星と
地磁気だけをたよりに

北風や
ジェッ ....
寒いから
嫌だといったのに

晴れた日は
まぶしくて

きれいには
見えないよ

という
きみの一言で

傘をさしての
もみじ狩り


秋雨の
生地に織りこまれた
 ....
少年は
今日も野原を
かけめぐる

思い出を
さがしても

過去を
さがしても

見つからない

行方不明になった
秋をさがして


まだ幼くて
何もわからず

 ....
朝焼けの
山々の影絵が
くっきりと見える頃


太陽はいまだ
地平の彼方に隠れ

鳥たちのさえずりが
かすかに響く


煙突の煙は
遠く
垂直に立ち上り

夜の薄暗闇が ....
羽をなくした蝶が

枯葉舞う
公園の片隅で
死んでいた

寂しくて
切なくて

思い出す
風のなかに消えた初恋


春の
さわやかな風のなかで
出逢い

夏の熱い風 ....
中秋の名月に照らされて
天空の階段が
音もなく
月へと動いている

それが見えるのは

今となっては
限られた者だけ


遺伝子に隠された
遠い過去の記憶が

宇宙に浮かぶ ....
たとえどんなに遠く
はなれていようと

君と僕はつながっている

138億年も膨張する
宇宙の先端に

君がいたとしても
つながっている

僕がYESというと
君は予期したよう ....
あらゆるものが

ゴミと化した時


ぼう然として

ただ涙だけが

こみあげてくる


大切な思い出が詰まったものを

助ける事ができなかったくやしさが

涙となって ....
ぼくの隣に 腰かけて

きみは なぜか 

涙ぐんでいる


話しかけると 消えそうで

涙のわけは聞けない


星空から 落ちてきた

涙のしずくが


月のひかり ....
まいにち逢える人なのに

きみの扉は

迷路のかなた


曲がり道は 行き止まり

回り道も  行き止まり


はじめて逢った時から


たどり着けない

迷路のかな ....
ささやくように

話しかけてくる

冬の足音


秋の終楽章の

フィナーレは

もう間近


木枯らしのような

冷たい風が

吹き抜け


舞い落ちた枯葉 ....
秋色に染まった街の

坂の上の教会へと

つづく道は


きみが教えてくれた

思い出の道



枯葉が舞い落ちて

石畳の道を飾り


きみは枯葉をひろって

 ....
1486 106さんのstさんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天使たちの羽化- st自由詩520-11-5
宇宙に星がある限り- st自由詩220-10-31
4000キロ彼方の友達- st自由詩420-10-28
秋みぞれ- st自由詩520-10-26
行方不明になった秋- st自由詩420-10-24
天空の青さに火をつけて- st自由詩220-10-22
コスモスの咲く頃- st自由詩220-10-21
月への階段- st自由詩420-10-2
量子の彼方- st自由詩419-11-13
ドロに埋もれた毎日- st自由詩519-10-25
涙のわけ- st自由詩318-11-4
迷路- st自由詩318-10-30
過去からの旅人- st自由詩518-10-23
石畳の道- st自由詩718-10-15

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