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ネオンサインが寄せ叩く窓は
夢を見たガラスを透かす
目をこらす必要をなくす
海に飛び込む白いスカートを捨てる
青さを強調して落ちていく
太陽の向こうに夢見たまま死ねよ
怖さばかり言う
ひ ....
川に流した花がたどる旅は
君の膝にかかるだろうか
にじられた花びらが
足元を汚している、って
造幣局の道でよく思う
浮かんでいるときだけ
目を奪う色の淡い
サフランの匂いが空を覆い
....
グリーンアップルがひしめき合う
果汁の滴る林檎の街だ
ぐずぐずに崩れた果肉は羽虫を呼ぶ
その絵が飾られている車窓
息がガラスにあたって
白くくもる
湿度が上がっていく静寂に負けて
音楽が ....
たゆたうなら私の喉のうちに
飛び込んできてマリア
肖像画に宿る瞳の輝きが
くもりガラスの乱反射なら
濡れたくちびるは朝に贈った口づけのあとだ
この声がスタッカートを引き起こして
アパー ....
相合傘は理想
であるがゆえに蔑視している
一人で持てないなら持つなという思想が
魑魅魍魎跋扈する夜を渡りづらくする
ただあなた一人傘を持っているから
重力にそんなに苦労するのだ
あなた ....
雨。
浮かれた願いを流してしまって
蝉の声も聞えない
しんとしたスコールが窓を叩く
耳の中の狂騒。
蝸牛がのろのろとフローリングを這い
残る鈍く光る涙の跡
蝉の声が死んだ時
私 ....
生と死は
哲学者か
年を取った詩人が考えればよくて
若者はただ謳歌するべし
と指導される
この生と死
ここに否定されたのは
あ、ぽかりと浮かんだ
ああ、ぷわりと沈んだ
ただそ ....
腹立ちまぎれに
太陽に目がけて投げ入れた叫びは
放物線をかいてじゅっと蒸発し
陽と一緒に水平線に飲まれて消えていく
海辺の彼女は
「だからいったのに」というそぶりを見せ
つまらないもの ....
1486 106さんの這 いずるさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
繭
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這 いず ...
自由詩
1
20-5-30
きみと花冠
-
這 いず ...
自由詩
3
19-11-2
夏空
-
這 いず ...
自由詩
1
19-10-19
アリア・マリア
-
這 いず ...
自由詩
5
18-11-2
棄てていこうよ
-
這 いず ...
自由詩
5
18-3-5
。
-
這 いず ...
自由詩
9
17-7-1
それは詩だけ
-
這 いず ...
自由詩
4
17-6-12
波打ち際の彼女
-
這 いず ...
自由詩
7
17-6-3
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