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風のようにたくさんの場所を通ってきたから
ぼくらの言葉に、風景が滲むことがある
暗くなっていく夕方や遠い電車の音に、あなたを思い出すのは
あなたの声が、その景色を映していたからなんだろう
....
この脳の一番ふるい記憶。
自分の存在を知った最初の日。
何月何日かも、本当に存在したかも分からないその日が、
自分の意識にとっての、僕の誕生日だと思う。
その日から今まで、覚えたり忘れたりしな ....
星の表面に無数の星があった
消失する約束を見送っていて
余白の海にただよう文字たち
それがきみの星かを知らない
時間は立ち止まる風が生きる
部屋に焼きついたきみの寝言
....
さよならは綺麗だったね。
少し季節がおとなになるような、私達にだけ吹く風だったね。
だけどそんな風を、私は知りたくなかったよ。
美しく物語めいたさよならなんか、別れとの出会いなんかいらない。
....
ひかりを知らないわたしはただ、あなたの風景になりたかった。
あなたを少しも知ることのない、言葉として。
好かれなくても好きになれなくても構わないけれど、
知らないままで通りすぎるのは嫌だった。
....
ある日、ぼくは夜の町へと逃げだした。
夜の静けさのなかで、色々なことを考えた。生きる意味とか。このしんどさはどうすればなくなるのかとか。
あの頃のぼくは、とてもしんどかった。とてもつらかった。この ....
きみは春の日差しみたいにあたたかい。
きみは夏の空のように澄み渡っている。
きみは秋の夜風みたいに優しい。
きみは冬の雪原のように美しい。
どの季節にもきみの匂いがする。
きみを想えば、 ....
君は弱音を吐かない努力家だから、
みんな多くの期待を君に寄せてしまう。
君は、ひとりの人間に過ぎないのにね。
たくさんの荷物を持たされて、君は自由に動けやしない。
周りの期待なんか無視していい ....
今まで出会った物語が、僕の心に残っている。
たとえ頭が忘れてしまっても、心のなかには残るのだ。
物語は荷物にならない。
だから僕は、君たちと一緒にどこまでも行ける。
たくさんの物語と一緒に、僕 ....
あの日、初めて握った君の手は、
夕焼けのように温かかった。
僕らはなにも話せずに、ただ歩いた。
夕焼けが、やけに綺麗な空だった。
君の頬が夕焼け色していた。
夕焼けを見るたび、君のことを ....
君と話すのはいつだって楽しい。
図書室のなかで、校庭のすみで、僕らはたくさん話をした。
君は僕の疑問へ無理に答えを与えたりはしない。
君は、分からないということを風に揺れる風鈴のように愛している ....
僕は人間的でありたいなんて思わない。
人類の一員という言葉が、あまり好きではないから。
僕は僕らしくありたいなんて思わない。
僕らしさが、僕を窮屈にしてしまう気がするから。
僕は風でありたい。 ....
あの星にも、かつて誰かが何かを願ったのだろう。
同じ星空を見て、あなたもきれいだと思っているだろうか。
遠い遠いあなたにも、いつか出会えるだろう。夢を見つづけているかぎり。
だって、同じ星空を見 ....
1486 106さんの水宮うみさんおすすめリスト
(13)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
記憶
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水宮うみ
自由詩
5*
20-10-16
存在し始めた日
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水宮うみ
自由詩
2*
20-5-25
表面にいる
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水宮うみ
自由詩
2*
20-5-18
さよならをしたくなかった
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水宮うみ
自由詩
3*
19-10-18
あなたの風景
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水宮うみ
自由詩
3*
19-10-13
夜
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水宮うみ
自由詩
3*
18-10-18
きみの季節
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水宮うみ
自由詩
4*
18-2-19
帰っておいで
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水宮うみ
自由詩
1*
18-2-14
物語
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水宮うみ
自由詩
5*
18-1-17
君みたいな夕焼け
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水宮うみ
自由詩
3*
18-1-12
夏の話
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水宮うみ
自由詩
5*
18-1-9
夢
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水宮うみ
自由詩
3*
18-1-6
星
-
水宮うみ
自由詩
3*
17-4-30
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