すべてのおすすめ
もう随分と大人になったであろう
彼を
時々思い出すのだ
もう随分とおきざりにしていた手紙を
こっそり読んでしまう罪
今なにをしているの
時々あなたに問いながら
今は優しい ....
はあかるいやわらかさをもっていて
とき につめたい
さようならのあたたかさを
わたしはしらない
東京の月はたんさんのあじがするの
つめをみがいて。
もうすぐくるちいさなわかれを
のみこむ ....
名前のない子供が
後ろから話しかけてきた
かたんかたん
電車はどこまでも
行き場のない子供と
片道切符のわたしと
だれかと
おんなじ空の下で
かたんかたん揺れている
....