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すくらんぶる交差点の信号機は
恋をする瞳の奥みたいに
ふと止まるときがある
いつか愛の記憶を出発する
終電を逃して
おしゃべりをしながら
取り残された恋人たちは
再びくちづけをする

 ....
つよいびるかぜを
さけながら
まちのきっさてんにはいる
ぶれんどこーひーに
くりーむを
とかしこんで
そそぎこむとちゅう
ふたりになって
はなしていた
おんなともだちの
けいたいで ....
峡谷を挟んで
街がまた一つ
大きな白い砂漠に
のみ込まれて
消えた報せ

夜空の向こうには
目が醒めるほど
白い砂漠の朝を待ちながら
砂粒は銀色に輝いて
すらりとした紺色の地平線へ ....
恋が恋とはわからずに
そう初恋と云う言葉
さえも知らなかった
少年の頃の焦がれる記憶は
小さな翼が
羽ばたいていく
軌跡のような
鳥たちの
とても切ない
ぬくもりみたいに
少女の小 ....
ゆらりとそよいだ
黒髪は
涼しい黄昏に
やや雑駁な面持ちで
暗がりの多くなった細い
路地の景色を
夕陽と連れ添うようにして
揺らいでいる
ひんやりとした西方にある
最果ての夜空より
 ....
例えば
それが昨日と云う日
であったとしても
恋心を想って
もう通り過ぎたはずの
初恋の儚いだけの記憶が
ほんの微かに
胸の中へと
染み込んでいるみたいに
ふと傍らにいる

ちょ ....
***Electric Book Market System を整備せよ***
1.言葉のマーケットには、経済学だってある
2.「心」とは、売るための商品である
3.詩人として日本に生まれて
 ....
煌びやかな贅沢や
世界を動かすことのできる
怪力だけじゃなくて
幸せの震源地だって
僕らの透き通った心のなかにある

孤独な生きものだけが
見ることのできる
鏡のように耀く
大地があ ....
1.

まだ小さな姉妹たちが
夜明けの色をした色鉛筆で
たくさんの羊の絵を描きながら
うとうとしていたら
一匹目の雄羊が
夏の部屋の小さな黒い空を
食べ始めました
たいへんお腹が減っ ....
特急の追い越しのため
列車の停車中に
駅の端では若い女の車掌が
さりげなくにこやかに
初老の車掌と交代していた
ちょうど明日を
告げようとする頃に
常夜灯の近くを飛び回る
一匹のコガネ ....
残像にある
夏の陽差しが萌える
ニッコウキスゲの
ように咲いている笑顔に
揺らめく胸のときめきは
信濃銀河鉄道の
レンガ色に敷かれたアーチ橋へと
遥かに架かる
真っ赤に錆びついた
レ ....
真夜中。


アコースティックギターで
指先をぼろぼろにしてコードを鳴らすStreet musicianの
褐色の手のひらが夜の街へと舞うように
恋する人の夜空へと伝えたいことがある。
 ....
ホワイトノイズは
部屋で夏空を包みながら
白壁に掛かる孤独な
仕掛け時計の秒針が
いつのまにか
こつぜんと沈黙している
とても古い悠久にある
哲学をゆっくりと紡ぐ
みたいにして

 ....
遠い街の空にふるえる
甘酸っぱい林檎の
かたちをした心臓は
銀色の影にふちどられ
微かに揺れていて
静かにガラスに映る
しなやかなアウトラインのなかで
切ない果実のように
弾力のある胸 ....
定刻どおり
バスがまだ来ていないので
画用紙のうえには
バス停にいる人々の
シルエットが
壊れかけた
目覚まし時計の
秒針のように
記されていて

バス停で
麦藁帽子を
深くか ....
想えば
魂の定義とは
その情熱のありかを
しめすことであり
ちょうど母の
六月の誕生日の朝に
配達される
新聞は
白い煙が
たれこめる
雲よりも天高く
心の空へと
立ち昇る
 ....
まだ夢のなかで
ココナッツ畑の
果実を収穫するときみたいに
静かなバスルームで
のどかな夜明けは
すでに始まって
まどろみは甘くかおり
水滴となり流れ出す

  ∽

たっぷりと ....
嵐が去ったあとの
うっとりとした
天気雨がふる夜に
穏やかな波が渚に
はじけていて
潮のよせる音が
白い灯台の中でも
吐息のように響いている


塔のてっぺんの方へと
約束をした ....
彼女は
他人のことを
一切話さない
でも言葉の壁
なんて何一つ
感じはしない

他の女性の話を
彼女の前で
したって
聴いていない
ふりをするだけで
毎夕 仕事帰りに
ドアを ....
アハウさんのりゅうのあくびさんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
眠ることのない恋の街のなかで- りゅうの ...自由詩4*09-10-15
ゆきむし- りゅうの ...自由詩8*08-11-4
白い砂漠に恋する夜明け- りゅうの ...自由詩4*08-10-27
初恋の記憶- りゅうの ...自由詩6*08-10-13
変身- りゅうの ...自由詩3*08-10-9
透きとおったラヴレターを携えて- りゅうの ...自由詩6*08-8-25
【デジタル詩集経済批評】_亡国に吹きすさぶ詩人たちの「心」に ...- りゅうの ...散文(批評 ...3+*08-8-12
Heartful_Communications- りゅうの ...自由詩5*08-8-9
羊たちのまどろみの宴- りゅうの ...自由詩11*08-8-3
銀色の眼鏡をかけた車掌- りゅうの ...自由詩9*08-7-29
キティのデザインハンカチ- りゅうの ...自由詩5*08-7-21
恋のはじまり- りゅうの ...自由詩4*08-7-14
仕掛け時計のある風景- りゅうの ...自由詩5*08-7-12
Girls_Barでの小さな吸血- りゅうの ...自由詩9*08-7-6
麦藁帽子のある白と黒のオマージュ- りゅうの ...自由詩4*08-6-28
六月十六日の唄- りゅうの ...自由詩3*08-6-24
朝のピアニッシモ- りゅうの ...自由詩7*08-6-19
灯台守のポートレイト- りゅうの ...自由詩8*08-6-14
白痴のこと- りゅうの ...自由詩9*07-10-10

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