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四月も終わろうかという頃
まるで冬枯れの車内に身震いで目覚めたので
夕暮れの油山を取り囲むように出現した街に
シビックの眠気を誘うパッシング
モールス信号を試みる
間髪を入れず
一斉に返答 ....
あなたが去り
私は、失った
その墓には、名前がなかった
私が愛した、名前がなかった
今太陽が割れて浜を照らす
その潔癖なほどまっすぐに
見下ろし揺るがぬ様は
カル ....
ことばは
かけらだ
かき集めて
かき集めて
つくる砂の城が
ひかりを浴びて
窓に飾る花の叫びだ
レースがひるがえり
それは、かけらだ
宿酔いだから
洗濯に行こう
宿酔 ....
東京で暮らすために
新宿に降り立った日のことを思い出す
長旅、といってもたった半日だ
タンクトップをねじるくらいで
音楽をつめこんだ鞄を
肩に食い込ませ
その日を酒を探して歩いた
福 ....
駐輪場で鳩がむねを撃たれて
仰向けに休んでいる
白い翼をとじ
両足を揃えてたたみ
なにを見ているのか
つめたい檻の外へ
まばたきを急ぎながら
その心臓は重すぎる
あかをはき出し ....
月夜野さんのsoft_machineさんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夢と君とさよならの話
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soft_machine
自由詩
10*
07-4-27
その墓には名前がなかった
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soft_machine
自由詩
9*
07-4-26
かき集めて
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soft_machine
自由詩
31*
07-4-24
新宿はさようならと言った
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soft_machine
自由詩
23*
07-3-4
そめられる鳩
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soft_machine
自由詩
15*
07-3-3
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