すべてのおすすめ
流星群は行ってしまった
銀の光の尾は思ったほどの残像を残さず
地に這うものと宙空の距離を
夜という名で引き離す

星が流れる
わたしは物語として知っている、
祈りのかたちで
手を胸 ....
雨の糸の隙間に
夜は満ちて
ストーブの熱が
そこだけ幸福とでも言いたげに
ほんのり春を創っている

きみと並んで傘をたためば
二人の水滴は
余分な約束事のように散らばって
冷えた ....
見覚えのない住所から
冬の匂いの封筒は届き
記憶の引き出しから
銀のペイパーナイフと
あらん限りの想いの欠片とを
わたしは交互に取り出す


かさり、と開くと
月夜の薄明かりのなかで ....
夜は綻び
朝が死角からやって来る


陽射しが強くなれば
それだけ濃い影は出来て
ありふれた若さのなかに取り残したわたしと
残り時間を失ってゆくわたしが
背中合わせする毎日に
日 ....
月夜野さんの銀猫さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祈りのとき- 銀猫自由詩25+*06-12-18
漆黒の髪を愛する- 銀猫自由詩42+*06-11-27
ベルベットの夜- 銀猫自由詩24*06-11-2
きみの名を呼ぶ- 銀猫自由詩18*06-6-21

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する