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闇に押し潰されて
ぺたんこのあたしと
黒猫いっぴき
三日月の下

『ねこ、ねこ』
ぺたんこのあたしはぺたんこの声
黒猫はにゃあと、
やけに現実でただいっぴき

おまえはあたしを愛し ....
{ルビ都会=まち}のなかで

電線に絡めとられた満月がわたしを見下ろす
おまえは自由なのだとでも言いたげに

「ほんとうのしがらみは見えないものなんだよ」
とつぶやいて

蛍光灯のした ....
去年のいまごろ

わたしは受験生で

センター試験の勉強に追われて

とかなんだかんだ言いながらも、

みかんに落書きなんかしていた

あの頃もっと必死になっていれば

今とは違う環境

出会わなか ....
やさしいひとはすぐに
かなしくなる

やさしいから
かかえこんでしまって
もっともっともっと
かなしくなるのに

だれかのことばかり
おんなじこころに
しまってしま ....
あの林檎が熟れたらはじめよう

不似合いなレスポール、
かついだ少女のアンビバレンス

無常だって歌えるさ。

少女はもう15歳で
恋だってとうの昔にしたし
愛だってとうの昔にしたし ....
侍フィクションさんのlazyさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月夜の晩餐- lazy自由詩14*06-12-14
影踏み- lazy自由詩22*06-12-6
去年のいまごろ- lazy携帯写真+ ...11*06-12-3
やさしいひと- lazy自由詩22*06-11-25
ショー・タイム- lazy自由詩6*06-11-23

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