すべてのおすすめ
狂っているのは私なの?
貴方を奪っていくものが 正しいはずなんてない
敬礼したその腕は壊すためじゃなく
私を護るためにあるのだ と 言ったくせに
それなら一緒に逃げてくれれ ....
空が青いから
僕は屋根を焼く
焦げて崩れたその隙間から
青かった空を覗く
思うほど息苦しくもない午後
崩れた屋根は既に屋根ではなく
いつまでも煙を空へと飛ばし続ける
僕は灰空を見るの ....
うすももいろの、想いを。
((ざわめくんだ 花としての 行く末
湖面に映る すがたと映らない 決意と
花弁のひとつ ひとつが 私を構成し
世界を 季節をまたごうとする
おおきな ....
空、止んじゃって
飲み込みの悪いびしゃびしゃ
その青さなんてどっかいっちゃって
仄明るいコンニチハ。
響く草の根
落ちた地面に
染み渡るその震え。
【春】だなんて言わないで
も ....
あの日振り払った手
君が僕に差し伸べた手
今はどうしているだろう
痛んだ君の傷口を
僕は抉ってしまった
あの時手を取っていたのなら
その傷も傷つける障害からも
君を守れたはずなの ....
あの日の夕陽を覚えているかい
部活の帰りに一緒に歩いた川の土手を
手をつなぐのはいつも君の方からで
ぼくは何気ない顔をしていたけれど
いつもしっかり強く握っていたね
土手から見える神社の桜が ....
あいつは、いつも、うそばっかり
ゆびきりしても、だいっきらいっていっても、うそばっかり
今日も、うそをついて
「今日はなんの日だ?」
「あんたの日よ。4 ....
たとえばね、このレンズ越しに見える世界が愛に溢れているものだとして、
世界の境界線が濃くなっていくから
この空の青だとか
花の薄紅だとか
草木のざわざわりとした、
鈍い銀がった緑とか
....
暖かな春空の下
君と歩く来週の始め
晴れたらいいなと
願いをかける
離ればなれの時が
見え隠れしても
今だけは
幸せを信じよう
冷たい風に吹かれながら
君と語り合ったこと
くだらない話で
夜明け ....
君のことがとっても好きだった
まっすぐでピュアな君が
ものさしがぶれない君が
広い心の君が
間違っていることは間違っているといってくれる君が
いつまでも君を信じることができず ....
平坦な世界の中に
ただ一つ
リアルが欲しくて
見開いて
閉じる
この行動すら
既に
リアルでは
なく
零れ落ちる手は
また
空を掴 ....
まじめにいきるってことはほんとうにどうしようもなくて
ときどきほっぽらかしたくなるけれど。ゆうえんちにはめりーごーらんどが廻っているしときどき。木馬はわらい出すし。しごとは疲れるので破廉恥さ加減に。 ....
まだ隣りにいるような
波音をきく
目が覚めてから
目を開けるまでの
かたこと かたこと
僕の心臓が
どれだけ綺麗に
リズムを刻んでも
かたこと かたこと
僕の時間が
いつでも綺麗に
並んでいる訳じゃない
空は鈍い曇りだし
降るはずの雨は降らな ....
風が強い日は
色んな想いが
空に舞う。
誰かの元へ
届いたり
そのまま
消えてしまったり
想いの連鎖は
繰り返す。
あの日
彼は消えていった
一億人以上の
小宇宙から
確かに
ひっそりと
消えていった
私は
傍らで
それを
眺め
その日
空は鈍く澄んで
....
クレパスを持つ
春の手のひら
細雨に包まれて
風が囁き虹の出番
すくった水に日のカケラ
見上げた空に青のサカナ
濡れた画用紙乾かして
透かして見えた
春の手のひら
腕まくり緩 ....
いまここに
来たるべき夜の紺青は
誰しもの
奥深くに眠る
逃れられない
悲哀の色をして
春はいつのときも
悲しみ覚えたかたちを
おぼろに映すから
すこし涙もろくなる
さ ....
ごめんなさい
ごめんなさい
好きになっちゃって
ごめんなさい
私達は(仮恋人)
ほんとの恋人じゃない
カモフラージュのために付き合ってる
....
カタコトカタコト カタコトカタコト
ホキャ
ホキャ
ホキャ
鎮めて
誰か僕を鎮めて
キミでもいい
薬 ....
昼を見ても、夕方を見ても、
夜も、朝も、
まどろっこしい人々に苛々している
幸せなんかあるのか、なんて思ってしまう
街明かりが、家々の明かりが、
まどろっこしい人々を照ら ....
先週末は雨だった
今朝は誰より早起きをした
窓が光るみたいに明るい
今日は春らしい陽気になるでしょう
テレビ画面にはもう成人した最高気温
卵の焼ける匂いが
部屋のく ....
このいっしゅん、いっしゅんが、
かけがえのないものだってことは
知っている
ぼくたちが、離ればなれに
別れていくことは
知っている
何気なく過ぎて ....
亀さんは一生懸命歩きます
絡まった糸はずっとそのままにされて
昨日のことを今日の日記に書きます
少しばかり自分をループさせた後
真実を掴もうと足掻きます
貶された言葉たちへの慰めの言 ....
ふと
アパートの鍵をなくして
アパートの前で
うろつく事
約三十分
ポケットの中から
靴の底まで
脱いでみて
どうでも良くなること
それから
二十分後
どこかにでも
落 ....
母を想って作った歌を
有線で聞くと心が痛くなる
相変わらずの親不孝で
若いうちに家を出て親など知らぬで
過ごしてきたけれど
親になって
どれだけの愛で子を想うのか
わかるから ....
夢見て追い掛けた
君の背中
夏雲
鮮やかに
生きた日々を照らすよ
僕等それぞれ
描いた未来を
確かめ合いながら
風を追い越そう
幻が永遠というなら
重ねた日々の
虚しさもきっと
空へ還るだろう
....
屋上にいると からだはんぶんずつ消えていきそう ゆうしてっせんが空をてっぺんから
だめにする、僕のあしもとのおもみがなくなり、飛んでいく鳥の骨を抜きとってしまった、
「ひる」口にできない。つた ....
子供のひとみ
タンポポをみて わらい
野良猫をみつめ わらう
なんと美しく 純粋で 鋭利なまなざし
それは真っ直ぐに心の核心を突く
そのまなざしで大人の心を貫 ....
君といれば 頭の中「可愛い 可愛い」で いっぱいになる
ふと浮かんだ「可愛い」以外の言葉を
フィルターを通さずに つい 口にしてしまうことがあって
君に 変態扱いされることもあるけ ....
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