すべてのおすすめ
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神社の縁の下は雨宿りの場所で
みんなの隠れ場所だ
賽銭箱の階段の脇から入って
宝物を蜘蛛の巣の奥に隠した
捨て犬も捨て猫も一緒に連れ込んだ
....
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解釈を越えて存在するもの
人に評価されることを拒絶する
見られること
それ自身も拒絶したい
自分は自分であり自分でありつづける
その完全なる ....
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今日は窓際の席は止めよう
曇り空にスリットが入り
わずかに日の光が差し始めたけれど
今日は明るい景色を見たくない
風に揺れる梢も
今しば ....
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想う
無責任な放埒さを
道は幾つもあった
途中には
見えて来たものが色々あった
それはそれで良い
片意地を張り両手を拡げた ....
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ぼくはNを持つよ
引き合う力が強く
反発する力が強い
君はSを持つんだ
不器用なところが似ている
お互い引き合う力が強いだけでは一緒に
....
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木は両手を拡げて
わたしを暖かく抱きしめた
拡がる手の先には
青々しい梢がさらに広がり
そこでは緑の子供達が風に踊っていた
寝ころんだベ ....
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想いを繋ぐのはいつも
言葉だった。
小学生の時、
友達と口げんかをしても
さよならは忘れなかった。
またね、と別れると、
次の日はまた ....
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私の中に
醜いなにものかがあって、
私が私であるようにしている。
私の中にあるなにものかを
しっかりと掴みだして、
目の前においてみよう。
....
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人は眠る時
幼児のように身体を縮こませ、
頭を頷くように祈る。
その姿はもはや
眠っているのではない。
魂ははるか遠くに飛翔し
彼は祈って ....
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夏休みにはいつも母の実家に帰って、
おばあちゃんのおとぎ話を聞いた。
従兄弟達と一緒に横になって
おきまりの昔話を聞いた。
遠くに盆踊りの ....
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掴まり立ちする息子を支え、
私に振り向く妻の肩先に思い出す情景がある。
思い出すとあの日私は
父親の傲慢な仕打ちに猛然と腹が立ち、
押し入 ....
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手帳をいっぱい持っている。
このリングノートも扉のところに3つの住所が書いてある。
入っているカバン毎に、
引き出しから入れた雑多な順番に出て来るメ ....
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ぼくは所在なく佇む
夜が好きだ
そんなとき
梅雨の終わりの
雨が降っているのもいい
屋根を打つ雨の音
軒を伝う流れの音
樋を落ちる水の音 ....
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心
静か
に、耳を
傾けよう。遠
くに聞こえて来る
....
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私は自分が泣くとは思わなかった
同僚と酒を飲み
語り合い
別れた時
涙が出た
酒を飲んで居ても友に言えなかった
卑しい自分 ....
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大丈夫?
そう言って母はいつも
額に手をやった
そう言えば額の熱は
手で繋がっている
39度の熱を出した
娘の額は汗ばんで
手を ....
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今日はまた曇天の気持ちが
重たくぼくを暗くする
通りを走り過ぎる自転車の少女も
手を繋いで歩いている老夫婦も
みんな静かな見えない時を歩いている
....
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それはsora色のシャツ
soraのくうきの燦めきがプリントされている
soraにかざすと青空が拡がるの!
白いくせにsoraが ....
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今日もまた
窓硝子に映った自分を見て、
少し微笑んでみせる。
いつもの挨拶
いつもの仕草、
駅前の喫茶店の指定席、
リングノートに ....
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私のテレビは
真空管から宇宙へと通じている。
だから赤と青と黄色の虹が
画面から青空へ架かっている。
そこでは
虚像こそが実体を有し、
存 ....
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水底に力つき
沈んでいるそれは
たった一人で
この大きな川を遡って来た
独り流れに逆らい
早瀬をむりやり腹で押し渡り
波のうねりを越えて
....
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デジャヴ 昔あった情景
窓から見えるカップル
通り過ぎるファミリー
どこかで見たような記憶
*
デジャヴ 昔 ....
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ああ
雨だ
初夏の
今から暑くなろうとする時の
私の心を静め
鎮め
濡らす
雨だ
初夏 ....
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口に出した言葉が
石英のように凝って、
カチリと落ちたら
いいだろう!?
ぼくはお喋りに夢中になって、
なにがなんだかわからなくなって、 ....
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人を判断する基本としての足首
ぼくの友人は足首で判断する
細い繊細な足首がキリリと力強く歩み去るのを
眺めるのが好きだ
太い力強い足首が折り重 ....
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疲れた後の浅い眠りのように
私を誘う女の手よ。
私を誘わないでくれ、
私は弱き男なれば。
死の後の深い眠りのように
私を見つめる女の目よ。
....
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春が過ぎて、
夏になった。
けれども同じように、
ぼくの目蓋は痙攣する。
ひくひくと
嗤うような調子で、
ぼくの目蓋は痙攣する。
ひくひくと ....
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さあさ みなさん
手を繋ぎ、
夜の踊りを踊りましょ。
赤いライトの輪の内は、
ヘモグロビンのタンゴです。
蒼いライトの輪の内は、
黴びた膚肌( ....
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もーいーかい
もーいーよ
もーいーかい
もーいーよ
顔を上げると
君と眼があった。
そんなところにいたら
すぐにわか ....
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遠い日に想い出すことはなに?
近い日に想い出すことはなに?
振り返りながら君は笑って言う。
なんだろ、何かあったっけ。
真に孤独である意味はな ....
わらさんのbeebeeさんおすすめリスト
(36)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
縁の下_/_夏の記憶
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beebee
自由詩
23
08-11-8
岩_石_/_ころんと転がっていたい
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beebee
自由詩
9*
08-11-2
季節の変わり目に_/_いつものイタリアンレストランで
-
beebee
自由詩
10
08-10-19
フリー_/_自分らしく生きるということ
-
beebee
自由詩
13
08-10-1
一人の磁石は愛を持つか
-
beebee
自由詩
13
08-9-25
空を抱きしめる梢_/_木陰に揺れる木洩れ日と共に
-
beebee
自由詩
20*
08-9-14
コトバ_/_想い
-
beebee
自由詩
26
08-9-7
なにか_/_私が私であること
-
beebee
自由詩
20*
08-8-31
眠りの時_/_人は幼児のように頭を垂れる
-
beebee
自由詩
9*
08-8-15
狸囃子_/_夏休みの想い出
-
beebee
自由詩
12
08-8-9
因循と輪廻と繋がる想い
-
beebee
自由詩
18*
08-8-5
ぼくのリングノート
-
beebee
自由詩
19
08-7-26
七月の雨の光
-
beebee
自由詩
16
08-7-23
心の雫
-
beebee
自由詩
19*
08-7-17
帰りの電車で_/_これもまた過去の記憶
-
beebee
自由詩
17
08-7-10
額に手は繋がっている
-
beebee
自由詩
25
08-7-5
曇天の午後_/_いつものイタリアンレストランで
-
beebee
自由詩
8
08-7-1
sora色のシャツ
-
beebee
自由詩
7*
08-6-25
いつもの席のいつもの仕草
-
beebee
自由詩
16*
08-6-22
雲南の踊り子
-
beebee
自由詩
7*
08-6-19
望郷_/_うねる想い
-
beebee
自由詩
11*
08-6-14
デジャヴ_/_映画館で待ち合わせをして
-
beebee
自由詩
8
08-6-12
雨
-
beebee
自由詩
7*
08-6-8
言葉が石英だったら
-
beebee
自由詩
14*
08-5-28
足首の絞殺(考察)
-
beebee
自由詩
10*
08-5-24
独りで居て
-
beebee
自由詩
10*
08-5-18
猫の目
-
beebee
自由詩
17
08-5-13
夜に
-
beebee
自由詩
11*
08-4-26
隠れんぼは夢の中だよ
-
beebee
自由詩
5
08-4-14
絶望を避けながら
-
beebee
自由詩
9
08-4-7
1
2
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