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夜が、二足歩行で
足早に通り過ぎていく音を
淡い錯覚にくるまりながら、聴いていた
抱きしめあう行為は どこか
呼吸と似ていて、ときどき
わたしたちは声を漏らす
ともすれば ....
{引用=
きみがとなりにいて、まつげの
触れるくらいとなりにいて それは
おどろくほど退屈で いとおしい
午後で}
きのう、オジギソウが発芽して
日記にそのことは書かなかっ ....
ぼくがまだ見つけない 明日の
呼吸の波は、かぎりなく無音で
おしよせては、
皮膚のあいだに刻まれた旋律を
からめとりながら
引いていく
奥深い場所で対流する
なまぬるい記憶、ある ....
{引用=くりかえされる、すべてのいのちと
いとおしきわたしの二人称たちに}
わたしがあなたを産んだそのとき
それとまったく同時に
あなたがわたしを産んだのです
この、配線だらけの街の ....
水を、欲している
のどの ずっと奥のほうで
さかなが泳いでいる
季節が融けはじめていることに
気づいたときには もう
わたしのなかの海は 浄化され
沈殿していた過去があふれ出て ....
もののあはれさんの望月 ゆきさんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
リスク、
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望月 ゆ ...
自由詩
61*
07-7-9
そんなふうにして過ぎていく
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望月 ゆ ...
自由詩
56*
07-5-25
耳の産声
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望月 ゆ ...
自由詩
29*
07-4-18
流転する、すべての
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望月 ゆ ...
自由詩
39*
07-4-10
回遊、わたしのなかの、
-
望月 ゆ ...
自由詩
58*
07-4-4
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