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一筋の夢
指で先を足していく
空には届かない
私の背伸びでは届かない
そのまま
ぷつん と途絶えた
音信
首元がさむざむするから
結っていた髪を切った
ただそれだけのこと
今朝 ....
六月の湿度が肩に降りつもる
いつかの唇のように柔らかくあたたかく
黒髪にからみついた結晶
はじけて香る 夕立
銀色の坂の向こう
ちいさな教会の鐘の音がする
ふいに横切る上りの急行
....
傘のほね
しずく垂れるさきっぽ
ぼうっと煙るような空を
みていた
置き忘れた想い
片手いっぱい
こぼさないように抱えたまま
見つからない答えを
いつまで待つの
むらさきの花が ....
いつもの時間に仕事を終えて
いつもの足取りで駅へと向かう
信号が青になるタイミングも昨日と同じで
駅の階段の一段目を踏み込む足もやっぱり右足だ
いつも8輌目の真ん中に乗る
東西線への乗り ....
もののあはれさんのku-miさんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
音信
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ku-mi
自由詩
16*
07-7-4
六月の湿度
-
ku-mi
自由詩
17*
07-6-13
あじさい
-
ku-mi
自由詩
23*
07-3-28
2番線ホームの
-
ku-mi
自由詩
12*
06-12-24
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