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風を
えらべるはずもなく

帆船は
風にはこばれて

船乗りの
陽気なうたや哀しみが
だれにもえらべぬ
風となる

帆船をはこぶ
風となる
まだまだ冷たい春風のなか
緑は空を探しはじめる

それがやがては
海のように満ちてゆくのを
なぜだかわたしは知っていて
そのことが
解く必要のない不可思議であることも
なぜだか ....
「Y」さんの千波 一也さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
帆船- 千波 一 ...自由詩3*11-10-31
穀雨- 千波 一 ...自由詩4*10-5-9

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